スキンケアに「生の椿油」
私はスキンケアに椿油を使っています。
洗顔後、化粧水の後に椿油を1滴とり、顔全体に伸ばします。そして日焼け止めローションをつけるというのが基本のお手入れです。
2年ほど前までは、ふつうの乳液タイプの化粧品を使っていたのですが、「生の椿油」という商品のサンプルを使ったことがきっかけで、椿油のリピーターになりました。
材料が、国産のヤブツバキ種子油だけということが気に入った理由です。もともとアレルギー体質だったこともあり、できるだけ自然なシンプルなものを使いたいと思っていたのです。
ひとくちに椿油といっても種類の違いがある
椿油といえば、薄い黄色みのある透明なオイルで、おばあちゃんが髪の手入れに使っていた…というイメージしかなかった私。
でも、「生の椿油」は黄色でなく、透明。製造工程で加熱をせず、濾過を繰り返してピュアなオイルにしているようです。
べたつきもなく、匂いもほとんどありません。さらりとした感触と保湿力が気に入って、すっかりリピーターになりました。
非加熱の特許製法で作られた「生の椿油」は、85%がオレイン酸(皮脂の主成分)で、添加物も無しということなので、肌なじみがよいのかも…。
あとで知ったのですが、市販されている椿油の多くは国産ヤブツバキではなく、「カメリア種子油」という別な種類のものらしいです。国産ヤブツバキのほうが、やはり希少で高価なんですね。
ただ、お値段が少し高めだなと思うので、私は一番小さいボトル(15ml)をちびちびと大事に使っています。
ちびちび使っても伸びがいいので助かりますが…もう少しお値段がリーズナブルなら、髪やボディにも使えるのにな…と思っていたんです。
ドラッグストアで見つけた「国産椿油」
そんななか、ドラッグストア「サンドラッグ」で国産椿油を見つけました。(製造元:株式会社オオロラ)
ヤブツバキ種子100%国産椿油、しかもお値段が「生の椿油」に比べリーズナブル。60mlも入っているのに、価格は「生の椿油」15mlより安いんですよ!
店頭のサンプルを使ってみました。透明でさらりとした感触は、「生の椿油」に似ています。ただ、手の肌につけるのと、顔につけるのとではちょっと違うだろうと思ったので、購入して使い比べてみることにしました。
使い心地は…
ビンのデザインはちょっとレトロな感じ。
ビンを開けてみます。匂いは、私はほとんど気になりません。「生の椿油」よりは、やや油の匂いを感じるかな?という程度です。
「生の椿油」と同様、指に1滴とり、洗顔して化粧水をつけたあとの頬に伸ばしてみました。
うん、伸びはいいです。すっと伸びます。
肌に伸ばしてなじませてから、あらためて手でふれてみると、すこーし手触りがペタペタするかな?と思いました。ハンドプレスして手を離すとき、ちょっとピトッとするような。
でも、べたべた…というほどではないです。それに少し時間がたてば、じきにべたつかずさらっとした状態になります。
比べてみると、「生の椿油」のほうが、さらっとしていて、クセがないです。しっとりからすべすべ…になるのも早いかな…。
そして保湿感も「生の椿油」のほうが長続きする感じ。サンドラッグの国産椿油も悪くないのですが、お値段の違いはやはりそのあたりにあるのかな…。
2つの椿油を使い分ける
そこで、「生の椿油」は、洗顔後のフェイスケア用にしようと思いました。
サンドラッグの国産椿油は、それ以外のお手入れ…クレンジングや、ボディケア、ヘアケア用に。お値段が手ごろなぶん、ケチケチせずに使えます。
まだお肌に水滴が残っているような、湿った状態のうちに椿油を伸ばすのがコツです。そうすると、べたつきが少ないように思います。
50代を過ぎると、髪やお肌の乾燥が気になってくるんですよね…。お肌が敏感な方や、自然派コスメをお好みの方、椿油も一度試してみてはいかがでしょうか。