照明プラン、どうする?
我が家の照明器具選び、コーディネーターさんに希望を聞かれた時に、私は「シーリングライトをメインでお願いします」と答えました。
シーリングライトとは、天井の真ん中に直付けの丸いライトでおなじみですね。乳白色のカバーがついた、部屋全体を照らす照明器具です。
なぜシーリングライトはおしゃれじゃないのか
「センスのいいインテリアにしたいなら、照明器具に凝るといい」と言われます。
「シーリングライトはダサい、おしゃれじゃない」というのもよく聞きました。それはなぜ?
理由としては、たとえば…
・シーリングライトは部屋全体を均一に明るくするため、のっぺりした明るさになる。
・その結果、陰影が少なく、空間にニュアンスやメリハリが出しにくい。
さらに、
・シーリングライトは、器具のデザインにあまり個性がない。
・天井と一体化して目立たないので、存在感が薄い
などということが考えられます。
たしかに、壁付けのブラケットライトや、吊り下げ式のライトなどを使えば、光の方向や散り方に変化が出て、さまざまな表情を演出できます。
全体の照明を控え目にして、間接照明やスポットライトをアクセントとして使うのもおしゃれですよね。ホテルのロビーや、シックなバーなどのイメージです。
ではなぜ、我が家はあえてシーリングライトを多く使うことにしたのでしょう。
シーリングライトのメリット
部屋全体を明るくでき、調光調色機能もある
私たち夫婦はともに50代。年齢とともに視力が衰えてきているので、全体に十分な明るさを確保できるよう、シーリングライトがいいと思いました。
ただ、明るさが必要な一方、LEDの光は直線的というか、従来の蛍光灯よりまぶしさを強く感じます。私はちょっとLEDの白っぽい光が苦手なんですよね…
そこで、白色と電球色とをリモコンで調光できるタイプの器具を選びました。少し黄色みのある状態で使うと、まぶしさが軽減できます。
読書するときは白っぽい光、くつろぎたい時は温かみのある電球色、と使い分けています。
また最近は、夕暮れになると細かい字が見にくくなるという自覚が…。明るさが調節できるタイプのシーリングライトなら、夕方、弱めの光で点灯して、暗さを補うこともできるので、重宝しています。
掃除のしやすさ
ペンダントライトや吊り下げ式のスポットライトなどは、傘の部分にどうしてもホコリがつきます。こまめにお掃除をしないと、ホコリが目立ってしまうんですよね。凝ったデザインだと、お掃除も大変!
以前、あるモデルハウスで素敵な間接照明を見ました。天井の端のほうの凹みに光源を収めてあるものでした。とてもおしゃれでしたが、ふと思ったんです。
「どうやってお掃除するんだろう?」
上に向かって開いているから、絶対にホコリはたまるはず…。お掃除できないことはないでしょうが、かなり面倒では…。
シーリングライトなら、年に一度の大掃除で、カバーを外して拭き掃除するくらいで済みます。
個性ある灯りは置き型でもいい
そんなわけで、我が家はほぼすべての照明をシーリングライトとダウンライトにしました。ニュアンスのある灯りがほしくなったら、後で置き型ライトを購入すればいいか!ということで。
ですので、照明に関してはあまり個性のないチョイスになりましたが…お掃除の面では楽ですよ!