風水の知恵「家の中心(宅心)は大切に」その理由は?

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風水では、家の中心(宅心)を重要視する

風水では、家の中心(宅心)は大切な場所なので、廊下、階段、収納や水まわり(トイレ・お風呂・キッチン)などを配置してはいけない、と言われます。また、中庭や吹き抜けも、「中央欠け」と言われ凶相とされます。

ですが、私自身、どうしてそうなんだろう?と思って風水のサイトや本などを見ても、具体的な理由がわからないことが多いと感じました。

疑問を持った女性
なぜ中心部に水まわりはいけないの?

「中心は家にとって心臓部だから」とか、「気が集まる場所だから」などの説明では、いまひとつ納得がいかなかったのです。

でも、実際に家づくりを経験してみて、中心(宅心)にこうした教えがあることの理由がわかってきたように思います。

その理由として、主に4つの要素がからんでいる、と私は考えました。

宅心を重要視する4つの要素

採光

家の中央部分は窓から離れ、光が届きにくい。暗い部分に階段や廊下があると、足元が見えにくく転倒事故につながる。

通気・通風

上記と同様に、窓がなく通風がしにくい位置のため、湿気がこもりやすい。収納や水まわりを配置すると、カビや木材の腐りにつながる。

配管

中心にトイレなど水回りがあると、室内の床下に配管を長く通さねばならない。汚れもたまりやすいし、メンテナンスもしにくい。万一配管にトラブルがあったときに被害が大きくなる。排水は最短距離で建物外へ出すのが望ましい。汚水管の場合はとくに注意が必要。

構造

家の中心部に階段や吹き抜け、中庭があると、構造的に弱くなってしまい、地震や台風に弱くなる。

我が家の中心部分はどうなっているか

平屋づくりの場合は、1Fの面積が広めになることで、中心部分がとくに暗くなりがちといわれます。

平屋建ての我が家では、中心が玄関ホールとリビングの間あたりになります。また、ファミリークローゼットが中心近くにあります。

収納は中心部分にはよくないといわれますが、我が家のクローゼットは24時間換気システムの排気ファンがついていますし、ウォークスルーでつねに人が通るつくりにもなっているので、湿気の面はあまり気にならないです。

クローゼット自体は、じかに日光が入らなくても問題はないですが、真っ暗にならないよう、リビングとの間のドアにすりガラスを入れました。

家の中心を気にすることはリスクを減らすこと

マンションなどでは、中心あたりに窓のないトイレ、というケースは珍しくありません。今は昔と違って水洗式で、24時間換気システムもあります。窓のないトイレでも、昔ほど住環境に悪影響を与えることはないでしょう。

しかし、もし停電してしまうと照明もつきませんし、換気システムも止まります。

トイレや水まわりに窓があれば、万一停電になっても、窓を開ければ換気ができます。やはり窓のある場所に設置したほうがよいのは確かですね。

換気のできる窓
窓があれば換気ができる

中心部分にトイレや水まわりをつくらないというのは、リスクを減らす知恵、と考えられます。宅心をだいじに…という家相や風水の教えは単なる迷信ではなく、「転ばぬ先の杖」として、うまく利用するとよさそうです。