街なかでエゾシカに遭遇
私の住む街には、大きめの森林公園があります。2月上旬、その近くを車で走っていたときのこと。道路を曲がってすぐの路上に、一頭のエゾシカが立っていたんです。
「わ!」
フロントガラスを通して、エゾシカとにらみ合いになりました。
こんな至近距離でエゾシカに遭遇したのは、初めてです。公園の近くとはいえ、街なかですよ。すぐそばに役所や小学校、住宅街もあるんです……。
私の車の全高が、1.6mほど。ほぼ、それと同じくらいの背の高さのシカです。大きなツノはなかったので、メスでしょう。すっと首を伸ばして、じっとこちらを見つめたまま動きません。
どうしよう、クラクションを鳴らす?いや、刺激しないほうがいいかも……。

急に車の前へ
シカは反対車線にいたので、迷ったあげく、私はシカの横をそーっとすり抜けようと思いました。が……ゆっくりアクセルを踏み込んだその瞬間、シカは驚いて方向転換しようとして、急に私の車線のほうに身を翻したんです。私の車のすぐ前だったので、あやうく衝突するところでした。
ブレーキを踏んで事なきを得ましたが、シカは歩道の植え込みをぴょーんと飛び越えて、公園の木々の間に消えました。あー、びっくりした。
エゾシカとの交通事故多発
エゾシカは臆病でおとなしい性格と言われ、人を攻撃するような話は聞いたことがありませんが、突然道路に飛び出してきて交通事故、というのはよく耳にします。
「シカ飛び出し注意」の看板も、あちこちで見かけます。北海道では近年、エゾシカの生息数が増加傾向にあり、衝突事故のリスクも上がっています。

エゾシカは本州のニホンジカよりも体が大きく、衝突事故が起きれば被害が大きくなりがちです。国土交通省のプレスリリース(H30年)によると、エゾシカと衝突した車の修理費は、平均50万円超えだそうですよ。エゾシカと衝突して廃車、という話も珍しくありません。
我が家の車も、車両保険をかけ、エゾシカの衝突にも対応できるよう備えています。
とくに注意が必要なのが、繁殖期を迎える秋(10~11月)と、行動が活発化する春(4~5月)だそうです。行楽シーズンとも重なりますので、北海道旅行でレンタカードライブ、という方々、どうぞお気をつけくださいませ。
