3月~4月中旬の北海道はオフシーズン
今年の春休みは、コロナ禍で旅行もままなりませんね。いずれ自由に出かけられる日のために、夢のプランをじっくりあたためている人も多いのではないでしょうか。
北海道は、「行きたい旅行先」調査でいつも上位に上がってきます。地元住まいの私も、日々「北海道はいいところだなぁ」と思うのですが、実は「春休みの北海道はあんまり…」と思っています。
せっかく来るなら春休み以外がいいんじゃない?と思う理由をお話します。
春休みの北海道がちょっと残念な理由
寒い!
3月~4月中旬の北海道は、北海道外にお住まいの方にとってはまだほとんど「冬」。1~2月の厳冬期に比べればマシですが、3月では氷点下の気温になることもあります。
雪も降るし、路面が凍っていることも多いので、レンタカー利用は十分ご注意ください。
風もまだ冷たく、服装も本州の冬支度と思っていれば無難です。少なくともユニクロのライトダウン程度は必要でしょう。ヒートテックのインナーもおすすめ。寒い時に対処できるよう、帽子や手袋、ネックウォーマーなどもあると安心です。
雪解け水で路面がぐちゃぐちゃ
3月中旬以降だと、気温が高めの日には雪が解けて道路に水たまりができたり、土がぬかるんだりします。歩きにくく、足もとは泥で汚れます。白っぽい服装は避けた方がいいかも。靴は防水加工や、すべりにくい靴底が必須です。
景色もイマイチ
寒さと雪解けが同居する季節、当然街は泥っぽく、花も緑も乏しく、全体的になんとなくくすんだ景色…。真冬なら純白の美しい雪景色が楽しめますが、春休みの頃は中途半端な眺めです。
旬の味覚が限られる
春休み頃だとちょうど端境期。夏~冬に比べて、旬の食材が限られます。
ジンギスカン・豚丼などのお肉、カニやエビなど海産物はおいしいですが、トウモロコシ・メロンなどの農産物は季節的に難しいです。
春休みの北海道、メリットはないのか?
そんなオフシーズンの北海道、春休みに来てもいいところはなし…?
この時期のメリットとしては、「旅行代金が安め」「観光施設が空いている」ということがあげられます。ベストシーズンといわれる7月頃に比べれば、ツアー代金で3~4割ほどは安いのではないでしょうか。
ホテルや旅館も比較的余裕があるので、いい旅館にお手頃価格で泊まることができます。温泉やスキー・スノボをのんびり楽しむというのもいいかもしれません。
また、北海道ではスギやヒノキの花粉が少ないので、花粉症の人でも快適に過ごせそうです。
GW明けには北海道の良さが全開!
ほかの季節に比べてイマイチ?とはいえ、私は北海道の春が好きです。地元住民にとって、固く凍てついた大地が、雪解けで少しずつゆるんでいく様子は何とも言えないものです。日差しが徐々に明るさ・暖かさを増し、土の匂いがしてくると、「ああ、春だなぁ…」と感じます。
そして5月の連休明け頃、一斉に咲くチューリップ・桜・菜の花・芝桜などなど…。本当にきれいですよ。
転勤などで、この春北海道に来られた方、泥っぽい街並みにがっかりしないでくださいね。やがて北海道の良さを、きっと実感できると思います!お楽しみに♪