「上棟式」はしなかったけど…感謝の気持ちをご祝儀に託して

ご祝儀家づくりの知恵

上棟は家づくりの節目

地鎮祭と並んで、家づくりの節目に行われる神事が「上棟式」。

建物の骨組みが出来上がり、棟木を上げるタイミングで行われるものです。神主さんによるお祓いや、お祝いの酒宴や餅まきなどを行うこともあるようです。

しかし最近では、こうした本格的な式が減り、「現場関係者への慰労」「これからの作業もよろしくお願いします」という意味合いが強くなっているとのことでした。

私も子どもの頃は餅まきに行った思い出がありますが…最近は見たことがないですね。

地域によっては、型通りに伝統的儀式を行うのが常識というところもあるでしょう。

北海道は、他の地域に比べれば、そうしたしきたりはあまり厳しくはないように思います。

「上棟式」はしなかった

我が家は2×4工法で建てました。在来工法ではないので、厳密には棟上げというのはないそうです。基本的な骨組みができるパネル工事を、棟上げとしているようでした。

さて、そのパネル工事の日。クレーン車が来て、大きなパネルを釣り上げては組み付けていきます。とても迫力のある眺めでした。

しかし、我が家ではパネル工事の際、「上棟式」はしませんでした。

平日で夫も仕事でしたし、ハウスメーカーさんには「してもしなくても、どちらでもかまいません」と言われていたので…。

お昼のお弁当や、お赤飯を振る舞うというお宅もあるそうです。でも我が家は、休憩時間にお菓子と飲み物を多めに差し入れするだけにしました。

そんなわけで、セレモニー的なことはしなかった我が家ですが…家づくりのうえで長くお世話になる方には、何らかの形で感謝をお伝えしたいと思っていたんです。

そこで、棟梁と大工さん、それから現場監督とハウスメーカーの担当さんに、後日、個別にご祝儀という形で心づけをお渡しすることにしました。

関係者とのご縁に感謝して

私は、数日に一度は現場を見に行っていました。職人さんたちはいつも黙々と、ていねいに作業されていました。

日々夢のマイホームが形になっていくのを見るって、楽しいじゃないですか。あんまり頻繁に行くと迷惑かと気になりましたが、現場監督さんに聞いたら「大丈夫です。たくさん見に来てください」と言われて安心しました。

飲み物などの差し入れをして、休憩時間に大工さんたちとお話しさせていただくこともありました。

会話の端々に、家づくりという仕事に誇りを持っておられるのがよくわかりました。

そういう方々とご縁があったことを、うれしく感じたものです。

おそらく、心づけをしなくても、皆さんきっちりと「いい仕事」をして下さったことでしょう。でも、今回私たちの家づくりを担っていただけたこと、そのご縁に感謝して、「ご祝儀」という形にしました。

ご祝儀

ご祝儀には、私たち夫婦からのメッセージも添えました。一筆箋に書いた短い手紙ですが…いつもありがとうございますという感謝の気持ち、そして完成を楽しみにしています、という思いを込めました。

地域のしきたりも参考に、できる範囲で

我が家の場合は、ご祝儀のトータルは5万円くらいになりました。

ご祝儀の金額もどうするか悩みましたが、私たちはハウスメーカーさんにだいたいの相場を聞き、それをもとに判断して決めました。

地域に長く暮らす親族や知人がいるなら、そういう人たちに聞いてみてもいいかもしれません。

ただ現場によって人数や関わり方も違うでしょうから、最終的には「自分たちのできる範囲で」と考えればよいでしょう。無理することはないと思いますよ。