素敵なインテリアの秘訣って…
インテリア全体の雰囲気を決めるうえで、色のプランはとても大切ですよね。
先日、家を新築した友人宅にお邪魔しました。そこのリビングのインテリアが、とても素敵な色づかいだったんです。
ベースはブルー+グレーの2色で、シックで落ち着いた感じ。そこにホワイトを足した淡い色が加わり、表情を豊かにしています。
ソファなど目立つ大きな家具やファブリックは、ブルーグレイ。
壁紙はグレイッシュホワイトがメインで、一面だけ、薄いブルーグレイをアクセント貼りしてありました。
リビングのちょっとしたコーナーには、植物やカラフルな小物、ライトスタンドを配置。少量の鮮やかな色が、差し色として効果抜群でした。
こんな風に、センスのいいお宅のインテリアは、一見カラフルなようでも基本の色は1~2色…ということが多いように思うのです。
ブルーとグレー、そのミックスのブルーグレイ、さらにそれが淡くなったペールグレイ…のように、色味は限られていても濃淡に表情があり、単調に見えないんですよね。
インテリアを上品にまとめるには
「全体を抑えめにして、一部にアクセントを取り入れるようにすると、上品に仕上がる」
これは、我が家がインテリアを決めるとき、コーディネーターさんからアドバイスされたことです。
多くの色や柄を使えば使うほど、組み合わせが難しくなりセンスが必要。引き算的なプランのほうが、うまくまとまり、失敗がない…と。
我が家の場合、色について私の希望は、「グリーンとブラウンを基調に」ということでした。北欧テイストというか、森をイメージした、ナチュラルな感じにしたかったのです。
フローリングはホワイト調で明るくしたいとお願いし、コーディネーターさんと相談した結果、家具と建具はブラウン、カーテンなどファブリックはグリーンにしました。
キッチン(リクシル・アレスタ)の色も、グリーンとベージュの混じった「ルーセントベージュ」に。
最初は「地味だったかな…」と不安でしたが、実際に入居して家具や家電、小物を置いてみると、「いや、やっぱりベースは抑えめでよかった」と思います。
カラフルなキッチングッズを使うと、色味が引き立つので、派手目の色は小物で楽しんでいます。
2色の組み合わせとその濃淡を使って
インテリア素人でもシンプルにセンスよくまとめたい…そう思うなら、前述のような2色以内の組み合わせと、その濃淡をベースにするのがコツではないでしょうか。
好きな色・メインで取り入れたい色をまず1色。
そしてもう1色は、メイン色に合わせても違和感のない、控えめでニュートラルな色(グレイ・ベージュ・ライトブラウン・白など)。
インテリアアイテムの色を、その2色(ミックス色とグラデーションも含め)の中から選ぶようにすれば、全体にまとまりが生まれると思います。
壁紙・ファブリック・家具など面積の大きいもののトーンを統一しておけば、あとは、はっきりした色の小物を差し色にしてポイントにもできます。小物なら、万一失敗しても買い換えしやすいので安心。
今は手軽に試せる壁紙や、ウォールステッカーなどもありますから、シンプルで無難なベースプランにしておいて、後から手を加えるのもいいと思いますよ!