記録的な大雪
2022年の北海道は、例年にない大雪続き。
1月のみならず2月も、航空機・JRは数日間にわたって運休、自動車は道幅が狭くなったため渋滞…。
札幌市では除雪や排雪が追いつかず、バス運行やゴミ収集も休止という事態になりました。
雪を減らす工夫
住宅街の除雪も大変で、我が家も「もう、雪の捨て場所がなくなっちゃう!」という状態…。
せっせと雪踏みをして雪のカサを減らしていますが、さらに雪の量を減らすために、今年我が家がやっていること…
それは、「雪を外壁に沿って積む」ことです。
我が家の外壁はリクシルのタイルです。寒冷地でもOKの「ベルニューズ」というタイプ。
家の南側、日の当たった外壁タイルは熱を受けて温まり、周辺の雪を早く溶かしてくれます。そのため、今年は外壁に沿うようにして雪を積んでいます。
外壁が黒や濃い色だと、溶け方も早いようです。
(※ちなみに駐車スペースの地面も、アスファルトの黒色が少しでも見えるようにすると、早く溶けます。先に一部だけでもしっかり雪かきして地面を露出させてやると、後が楽ですよ)
雪が外壁に及ぼす影響
ただし!
本来、外壁に雪が接するのはよくありません。
というのも、水分が壁の内部にしみこんで凍って溶けて…を繰り返すと、壁の素材を傷めてしまいます。「凍害」と呼ばれる現象です。
窯業系サイディングや塗り壁だと、凍害の恐れがあるので、雪を積むのはおすすめできないですね…。
しかしタイルは種類によっては吸水性が低く(磁器質など)、雪と接していても水を吸いません。
我が家のように、耐凍害タイプで、目地がないベルパーチ(引っかけ式)工法のタイルならば比較的安心かと。
もちろん、ここまで大雪のシーズンでなければ、外壁まわりに雪を積む必要はないんですが…。今年は特別ですね。
お湯を使うのはNG!
「雪を早く溶かすには、お湯をかければいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、これは、寒さが特別厳しい北海道においては、NG!
溶かした後に、氷点下の気温で水が凍って、ツルツルになってしまいます。玄関先などでやってしまったら、危なくて歩けなくなりますよ!お気をつけください。
雪を早く溶かすなら、表面積を大きくするのがコツ。
日光や暖かい空気に触れて溶けやすくなるように、雪山に穴を開けたり、雪のかたまりを崩したりするのが効果的です。
春が近づけば、道産子たちは“雪割り”をして雪解けを促しますが、2月ではまだ早すぎますね。
ああ~春が待ち遠しい…。