セントラルヒーティング利用の我が家
我が家の暖房は、エコジョーズのセントラルヒーティングを利用しています。各室にパネルヒーターが設置され、ボイラーで暖められた不凍液が循環することで、家じゅうの室温を一定に保ってくれます。
このパネルヒーターから先日、ちょっと異音がしたので、調べてみることにしました。
パネルヒーターからピーという音が
一年で最も寒さの厳しい2月のこと。私は、どこからかわずかに「ピー」という軽い音がするのに気づきました。
かすかな笛の音のような、あるいはやかんから蒸気が上がっているような音です。
移動販売の焼き芋屋さんのトラックも、こんな音がしますね。
そのため実は私、「ああ、遠くに焼き芋屋さんが来てるな」と思っていたんです。
が、いつまでたってもその音が鳴り続けている…。しかも、どうやらうちのパネルヒーターから聞こえるような気がする…。
ヒーターのサーモバルブ(目盛り付きの弁)を触ってみると、音は止まりました。
やっぱりうちのパネルヒーターだ。でも止まったからいいか…と思っていたのですが、まだ数時間すると「ピー…」。
で、またバルブにちょっと触ると止まる、の繰り返し…。
その後も、日によって鳴ったり鳴らなかったり…という状態が数日続いたため、ボイラー業者さんに電話してみました。
点検に来てもらうと
「音量はさほどでもなく、うるさい!というほどではないんですが…口笛のような高い音なので、静かな夜などは気になります。故障でしょうか?」と聞いてみると、
「パネルがちゃんと暖まっているなら、おそらく問題はありません。ただ、音は気になるでしょうから…」ということで、点検に来ていただくことになりました。
我が家では昨年春に、不凍液交換を済ませていました。その調整ということで、無料で点検していただけることに。ホッ。
ボイラー本体の調整で正常に
「おそらく、不凍液流量の調整バランスによるものでしょう。ボイラー本体の圧力等も見てみますね」
業者さんは、ボイラーの圧力計の数値や、床下のバルブなどを確認し、調整してくれました。
調整後、音は鳴らず、正常な状態に。
「これで様子を見て、もし音が続くようなら、またご連絡ください。それから、もしボイラー本体の圧力計が、ゼロ近くまで下がってしまうような時は知らせてくださいね」とのことでした。
おかげさまで、その後はピー音も鳴らずに済んでいます。よかった!
北国では暖房設備が命綱
寒さの厳しい北海道住まいでは、暖房器具の調子は暮らしの質に大きくかかわります。故障じゃなくて、本当に安心しました。
パネルヒーターからの異音はほかにも、水の流れるような「チョロチョロ」という音があります。これは、不凍液内の空気によるもののようですね。あまりひんぱんに鳴る時は、パネルが暖まりにくくなるなど不具合の可能性があるそうです。
冬場、なんとなく暖房の調子が…という時は、次のシーズンを待たず、春先に点検しておいたほうがいいかもしれませんね。