踏み台を使うなら気をつけて
家の中で踏み台を使うことって、よくあります。キッチンの吊り戸棚や、クローゼットの枕棚など、高いところのものを出し入れするのに便利ですよね。
何気なく使う踏み台ですが、意外に危険が伴うものなので、使うときには注意が必要です。
踏み台は、持ち運びすることも多いので、軽くて小さいことが求められます。そのため、踏板が小さいものや、折り畳み式が売れ筋になるわけです。
ですが、使いやすさ優先で踏み台自体の強度が弱かったり、使い方に問題があったりすると、転倒し、ケガをしてしまいます。
踏み台自体の強度が足りないケース
カラフルな樹脂製の折り畳み踏み台が、よく雑貨店やホームセンターで販売されています。しかし、なかには十分な強度がない製品もあったようです。破損してケガにつながり、メーカーによる回収が行われたケースもありました。
また、樹脂製の場合は、日光の当たる場所に置きっぱなしだと劣化が早く、もろくなりますので、より注意が必要です。
使い方に問題があるケース
高いところに登るときには、狭い踏板の上に立ち上がらねばなりません。そこでさらに身体を伸ばそうとすれば、ふらついたりしがちです。転倒してしまうとケガにつながります。
そもそも、踏み台に乗るときは、天板の中心に重心がくるようにしてそっと乗り、踏み台上で体重移動をしないことが肝心です。
踏み台に乗ったまま、遠くに身体を伸ばそうとしたり、重い荷物を持ったりして踏み台の端に体重をかけすぎてしまうと、バランスが崩れて転倒します。
若いうちならなんとかバランスを保てても、年齢を重ねるとそれがうまくできなくなってくるのです…。(悲)
我が家の反省点
我が家の場合は、リビングの掃き出し窓からコンクリートのテラスまで、30㎝弱の段差があります。
このテラスで洗濯物を干すことも多いのですが、踏み台があればいいや、と軽く考えていたんです。そして、屋外で使うから劣化しにくいように…とアルミの踏み台を購入しました。
しかし、困ったことがありました。この踏み台はアルミなので軽くて、端に足を乗せると傾きやすいんです。踏み台へ降りるときについ端に乗り、ドキッとすることもしばしば。
乗り方によって、ガタン!と片側が浮くような感じで転びそうになり、ヒヤッとしました。
そのため、もう少し脚が太目で安定のよい踏み台に先日買い替えました。ホーマックでおなじみDCMブランドの「ステップアンドスツール」という商品です。樹脂製なので屋外使用がやや心配ですが…値段が手ごろなので、劣化が気になれば買い替えてもいいだろうということで。ケガをするよりはずっといいですから。
樹脂製の踏み台でも、あまり端のほうに乗るとやはり傾きますが、アルミのものよりは安定しているようです。
こんなことなら、掃き出し窓からあまり高低差をつけずに、ウッドデッキにすればよかったかな…と反省。そうすれば踏み台がなくてもよかったわけで。
高齢になればなるほど、段差には注意が必要です。どうしても段差の必要な部分には、あらかじめ手すりを設けておくなど、対策を講じておくことをおすすめします。
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