新型コロナウィルスの影響で、パルスオキシメーター(血中酸素濃度計)が注目されていますね。
ですが、我が家ではパルスオキシメーターをなかなか入手できず、通販でパルスオキシメーターっぽい「オキシインフォ」という商品を購入してみました。
医療機器ではありませんが、血中酸素濃度を簡易的に知るには使えそうです。実際に使ってみたレビューをお伝えします!
コロナウィルス感染が心配で
我が家は夫婦ともに50代。しかも夫が高血圧気味なので、コロナに感染した時に重症化リスクが高いのでは…と心配しています。
そこで、パルスオキシメーターを買おうかと思ったのですが、探してみても近隣のお店では売ってなかったんです…。
大きいショッピングセンター、ドラッグストア、家電量販店にも行きましたがどこにもない!
そこでカタログショッピングで見つけた「オキシナビ」という商品を見つけて購入申し込みをしました。
しかし、「オキシナビ」が品切れになってしまったらしく、代替品として「オキシインフォ」という商品が届きました。
商品の性能・機能はほぼ同等です。本体表示部のデザインと、サイズ・重量にわずかな違いがあるようです。
品名 | サイズ(幅・奥行・高) | 重量 |
オキシナビ | 6.4×3.9×3.7cm | 43g |
オキシインフォ | 5.8×3.2×3.4cm | 29g |
「オキシインフォ」は医療機器ではないが安価
「オキシインフォ」、私は消費税込み3千円ちょっとで購入しました。メーカーは、株式会社東亜産業(東京都)。生産国は中国です。
安価なので、品質的にどんなものかと心配でしたが…まずは試してみようと買ってみました。
オキシインフォで測れるのは、血中酸素濃度と、脈拍(心拍数)です。
カウンター機能とストップウォッチ機能もついていますが、我が家では使わないかな…。
説明書には「本製品は医療機器ではありません」という記述がありました。つまり、医療機器としての認証がされていない雑貨のような扱い、ということなのでしょう。医療機器にはついているはずの、認証番号もありませんでした。
パッケージを開けると、オキシインフォ本体と、付属品としてストラップと小さなコンパス(方位磁石)がセットされています。なぜコンパスが?と謎ですが…。
オキシインフォは医療機器ではなく、あくまでウェルネス機器やスポーツ用品という扱いだからかもしれません。
実際に使ってみた
単4アルカリ電池2本が必要ですが、同梱されていないので別途準備しましょう。
電池の向きは正しくセットするよう、注意書きが入っていました。
本体上の電源ボタンを押してから、片側をつまんで、指先にはめて血中の酸素濃度を測ります。
指先をはさむような形になりますが、キツさや締めつけ感はほとんどありません。
指先をはさんで5秒ほどで、数値と、脈拍レベルの波形が表示されました。
電源ボタンを押すたびに、表示の方向(上下・縦横など)を変えられるので、見やすい位置にあわせて表示を調節できます。
(この機能がないと、向きによって数値を読み取りにくいので、地味に便利!)
指先から外すと、8秒で自動的に電源が切れるオートオフ機能付きなのもいいですね。
機能の正確さをチェックする
先日NHKの番組「あさイチ」で、たまたまパルスオキシメーターの特集をやっていたんです。
通販などで購入した、安いパルスオキシメーターについてもコメントがありました。
まずは健康な状態で使ってみて、正常な値(96~99%程度※喫煙者は少し低い値が出ることも)になるかどうかを見ること。
そして、わざと息止めをしてみて、値が低下するかどうか試してみるといい、とのことで、私もやってみました。
酸素濃度(SpO2)を測ってみた
酸素濃度(SpO2)は通常、96~99の範囲とされます。
指をはさんでまもなく、SpO2は99と表示が出ました。正常値ですね。
では、息止めをしてしばらくガマン!
…
しかし、すぐには数値に反映しません。98…99…97…と多少上下しながらしばらく正常値が続きます。
30秒ほど止め続けて「あれ…?ちゃんと測れない?…く、苦しい~(悶)」という頃に、93とか91とか、低い数値が出ました。
酸素濃度(SpO2)は一応、ちゃんと検知できているようです。
家族も試してみましたが、同じように30秒ほど息止めすると値が低下しました。
では心拍数は?
では心拍数はどうでしょう。
ちなみに我が家では、ダイエットのために任天堂スイッチの「リングフィットアドベンチャー」を愛用しています。
このリングフィットアドベンチャーには、ゲームの合間に心拍数を測る機能がついています。
なので、リングフィットをプレイする際に、オキシインフォも同時に使って、心拍数の精度をチェックしてみました。
結果は…ぴったり同じにはなりませんでしたが、まずまず同じような数値が出ました。
まとめ
オキシインフォは医療機器ではないですが、酸素濃度(SpO2)・心拍数が測れて、身体の状態を知る参考にはなるでしょう。
あとは耐久性がどうかということですが、まあそれほどハードに使うものでもないですし…。
費用にして3千円ほど。万が一の感染に備えて、お守りがわりにはなってくれそうです。