不登校・ひきこもりを防ぐ家相・風水ってあるの?

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お子さんのいるご家庭なら、不登校やひきこもりについて心配と感じる方もいらっしゃるでしょう。今まさに、そのまっただ中…というケースもあるかもしれません。

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我が家を建てるときも、「子供がひきこもりにならない家相ってあるのかな…」と気になり、調べてみました。

私のたどりついた結論は、こうです。

「家相や風水に、ひきこもりや不登校を防ぐ力があるかは疑問。

ただ、助けになる部分はある」

そのことについて、少し思うところを書いてみます。

家相や風水でできることって?

不登校やひきこもりを家相や風水で防ぐ、として、本やネットではいろいろあげられています。たとえば、

・玄関から必ずリビングを通って子供部屋に行くつくりにする

・子供部屋を快適にしすぎない(設備などを整えすぎない)

・子供部屋に鍵をつけない

・日当たりや風通しのいい位置を子供部屋にする

など…。

読書する子供

要は、

・子供とのコミュニケーションを取りやすい間取り

・健康な暮らしにつながる間取り

そうしたプランが望ましい、ということなのでしょう。

でも、それだけで不登校をなくせるかといえば…答えはNOですよね。

手書きの間取り図

子供部屋についてはこちらでも書いています。↓

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単純に解決できるものではない

実は我が家でも昔、子供が学校に行けず悩んだ時期がありました。だから人ごとじゃないですし、何かに頼りたい気持ちもよくわかります。

でも部屋の方角やおまじない的グッズだけで何とかなるほど、現実はお気楽なものじゃありません。

スマホを見る女性

その当時は、私もずいぶん取り乱し、なんとかせねばとバタバタしました。

叱ったり、なだめすかしたりして、学校に引っ張って行ったこともあります。

自分が仕事をしている身だと、子供を家に残して出かけられない。だから「頼むから学校に行って!」って思いますよね。

でも空回りも多く、かえって状況を悪化させたことも多かったんです。

今思えば、「あんなこと言うんじゃなかった…」「こうしてあげればよかった…」ということも、たくさんありました。

「安心できる世界ではない」

おそらく不登校やひきこもりの当事者にとって、
家の外は「安心できる世界ではない」という状態なのだと思います。

原因は、いじめかもしれないし、先生が厳しいとか、勉強が難しくてついていけないなど、いろいろあるでしょう。なかには本人自身、原因が何なのか、うまく言葉にできないケースもあるはず。

「休んじゃいけない。行かなくちゃ…」

おそらく本人も、そのことは十分わかっているのです。

でもそれ以上に「不安」・「恐怖」を感じて、踏み出すことができないのではないでしょうか。

自信も元気も失って、「家にいればかろうじて息ができる…」そんな気持ちの子も、いるのかもしれない。そう思うと心が痛みます。

白い部屋と窓

家相や風水でどんなに素晴らしい家を建てても、周囲の状況が過酷なら、不登校やひきこもりになっても不思議ではないはずです。

家相や風水だけで、魔法のように何でも解決できるわけではありません。

ですから「不登校やひきこもりにしないために、家のつくりはこうでなければ!」とか「開運アイテムを買わなくちゃ!」と必死になるのは、ナンセンス。霊感商法にひっかかるのと同じことでは?

こだわりすぎは、マイナスの素です。

まずは安心できる環境を

もし、家族がそういう状況に陥ったら…

家族など身近な人にできることは、当事者本人が、安心して休息できるような環境を整えてあげること。それに尽きるんじゃないでしょうか。

家族の一人がひきこもったら、まわりは当然戸惑いますし、イライラもするでしょう。つい、きつい言葉をぶつけてしまうことだって、あるかもしれません。

でも、本人を責めて無理強いしても、プラスには働かないんですよね…。

できるだけ、ストレスをかけず普通に接することのほうが、長い目で見て解決への近道になるのでは…。

本人が元気になりさえすれば、いつか自分で、外へと出ていこうとするはずですから。

(少なくとも、我が子の場合はそうでした)

木漏れ日

不機嫌な顔でため息をつくよりも、

朝、カーテンと窓を開け、光と風を入れてやり…。

「今日も休むの?」なんて言わずに、ただ、いつも通りのご飯を用意する。

お天気がよければお布団を干して、シーツを洗濯し…。

そして時間があれば、一緒にゲームのひとつも対戦してやる。

親として、そんな風にしてあげればよかったと、私は今になって思います…。

洗濯ばさみ

学校に行くことがゴールなんじゃない。

いつか、行きたいと思う場所を見つけて、そこに行けるってことが大切。

そのために、元気にならなくちゃいけない。体も、心も。

そう思いませんか?

家相や風水にできること

では、家相や風水にできることがあるとすれば、それは何でしょう?

少しでも心身に負担をかけない暮らしをする、そのために先人の知恵を借りる…そういう意味では、家相や風水は何らかの助けになり得ると思います。

風通しの悪い暗い部屋にとじこもっていたら、どんなに元気な人でも健康を損ねますよね。

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日当たりや通風に配慮し、モノを減らして安全な環境を整える。

気持ちを上向きにするために、色やアイテムの力を借りる。

そんな風にうまく利用できるなら、家相や風水はきっと役に立つことでしょう。

風水や家相、こんな風に利用してみては

たとえば開運アイテムと言われるサンキャッチャーを、窓辺に飾ってみます。キラキラした光の粒がとてもきれいなので、自然とカーテンを開けて光を入れたくなります。

手芸店などで手作りキットも販売しているので、親子で一緒に作るのもおすすめです。

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あるいは、子供部屋やリビングに観葉植物や鉢植えを置いて、水やりなど管理をお子さんにお願いするのはどうでしょう?

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可能なら、ペットのお世話などもいいかもしれません。

自分に役目がある、と感じるのはうれしいものです。やりとげることで、自信にもつながります。

また、学校に行かないなら時間もあるでしょうから、部屋の模様替えや、不要品の片付け、掃除などを手伝ってもらうのはどうでしょうか。「一緒にやって運気を上げよう!」と誘ってみるのも一案です。

いったん始めてしまえば、水回りなど磨けば磨くほどきれいになるので、ストレス解消にもなります。

それに、片付けなどの作業をするときって、作業の合間にちょっとした会話もしやすいものです。話しにくかった悩みも、ぽろっと話してくれるかも…そんなきっかけになるといいですね。

今、お悩みの方たちに、家相や風水の言い伝えが何かの助けになりますように。