2月の北海道で異例の高温。異常気象が日常に…。

屋根の雪 外まわり

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厳冬期のはずが…

北海道の2月といえば、一年で最も寒い時期。一日中気温がマイナスの「真冬日」が日常茶飯事なのに、2024年の2月14日、札幌の最高気温が10.8度を記録しました。

さらに。2/19にも再び気温が上昇し、札幌市では11.7℃と記録を更新したんです。

私の住む街でも、4月並みの暖かさとなりました。

屋根からは、雪解け水が滝のように流れていました。
圧雪状態だった道路は、一気に解けて水たまりに…。
路面に溶け残った雪は、ざくざく、デコボコ状態です。車で走るのもひと苦労です。

ちなみにその後、元の寒さに戻ると、デコボコのままカチンコチンに凍るんですよ。これほんとに困る…。おかげで、道路でスタックする車も多いんです。

寒さは資源でもある

季節外れの高温は、私たちの生活に大きな影響を与えます。

山では雪崩の恐れがありますし、街なかでは、屋根などからの落雪事故が多発。死亡事故も起きています。

屋根の雪

新千歳空港から近い支笏湖では、毎年恒例の氷濤まつりが開催されていましたが、今年は2/13に会期途中ながら中止が決まったそうです。

氷濤まつりは、大がかりな氷の像が売りです。しかし氷が解けて安全性が保てないと、中止を決定。本来は2/25まで開催の予定でしたが、10日以上残して開催を終えるのは初めてだそうです。

寒さって、大変なことばかりと思っていましたが、役に立つ「資源」でもあったことに気づかされました。雪まつりも氷濤まつりも、寒さあってのイベントですからね。

「異常」もこれだけ続けば「日常」

私も50年以上生きてきて、こんなに気温の高い2月は経験したことはありません。それも、1日だけでなく数日間も10度超えなんて…。

ここのところ異常気象が増えてきたといいますが、「異常」ばかりが続くと、それはもう「通常」「日常」になってしまいますね。

私たちが家を建てたとき、残りの人生30年、持ちこたえる家を…と思っていましたが、「今まで通り」の30年ではないかもしれない…そんな気がしています。

家を建ててから、まだ5年ちょっとしかたっていないのに。(涙)

家づくりを考えるなら、これまでよりももっと、ハザードマップや気象・防災情報などに注目する必要があるでしょう。

今まではこのぐらいの降水・積雪だったから…。
何十年も水害はなかったから…。

そんな予想はもう、通用しない時代になったということかもしれません。