昭和の傑作映画「新幹線大爆破」を見て暮らしの変わりように驚く

リビングにいる夫婦 暮らしノート

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高倉健さん主演のパニック映画

先日、夫と雑談していて高倉健さんの話題になり、「昔見た『新幹線大爆破』という映画が面白かったんだよな。また見たいな」というので、DVDをレンタルしてきました。

「新幹線大爆破」(1975年公開)は、新幹線に爆弾を仕掛けた犯人(高倉健)と国鉄、警察との駆け引き、そして乗客のパニックを描いた映画です。

新幹線が時速80kmを下回ると、仕掛けられた爆弾が自動的に爆発する…というストーリー。ハリウッド映画「スピード」と似ているというのも有名な話です。

でも「スピード」は1994年公開で、「新幹線大爆破」は1975年。「スピード」ができる約20年も前に、こんな見ごたえのある作品が日本で作られていたわけですね。

高倉健さんがかっこいい!

なんといっても、犯人役の高倉健さんの渋さ!も~う、歩いているだけで惚れぼれします。

そして新幹線の運転士・千葉真一さんと、国鉄の運転指令長・宇津井健さんの迫力ある演技。ほかにも、今や大御所と言われる俳優さんが大勢出演しています。

もう40年以上前の映画なので、突っ込みどころはいろいろあるんですが、やはり面白い!

ストーリーが進んで、事件に至った経緯を知るにつれ、犯人の健さん側に同情してしまうんですよね…。目に焼き付くようなラストシーンがまた、かっこいいんだなぁ…。

この数十年でどれだけ暮らしが変わったか

2020年現在から見ると、映画公開当時(1975年)の暮らしは隔世の感があります。

今や一人一台どころか、数台持ちも珍しくない携帯電話。

当時は外出時だと公衆電話しか使えない…。新幹線の乗客は、外部に連絡をとろうと車内の公衆電話に殺到します。

車内の様子も、きっと今ならツイッターなどであっという間に拡散されるでしょう。しかし当時の人たちは、テレビのニュースでしか状況を知ることができないのです。

身代金の受け渡しなど犯人たちの動きも、監視カメラやドローンのある現代ならこんな風にはいかない…と思うようなことばかり。

世の中はこんなに変わるのだと、今さらながら実感させられました。

新幹線のメーターなどはびっくりするほどシンプルなつくりで、指令室内の装置も、スイッチ類が並ぶレトロなデザイン。パソコンや液晶画面なんてまだ普及する前です。

街なかのシーンでも、お店のレジスターとか、家の黒電話とか、昭和生まれの私には「懐かしい!」。

ですが、若い人には「あれ、いったい何?」状態だと思います。

黒電話
昭和レトロな黒電話

あ、あと映画の中でタバコを吸っている人が多いな…というのも気になりました。仕事中のオフィスでも皆吸っていて、違和感があります。それだけ世の中の分煙・禁煙が進んだということですね。

今から40年後の暮らし…って、いったいどうなっているのだろう、と考えた映画でした。