トイレマットって必要?
我が家では、トイレのマットや便座カバー類は使っていません。
昔は使っていたのですが、数年前に断捨離しました。(スリッパのみ使っています)
なぜかというと、マットやカバーがないほうがお掃除しやすいから。
トイレ用のクイックルなどで、さっと一拭きするのも簡単です。
しかし、多くの風水の本では「トイレや洗面所にはマットを置くほうがいい」と書かれています。
清潔に保つには、マット類がないほうが明らかに便利…だと私は思うのですが。
どうして「トイレにはマットを…」と言われるのか、合理的な理由があるのか考えてみました。
トイレマットを使うメリットは?
冷えの問題
間取りを考えるとき、日当たりのよい位置にはリビングやキッチン、居室を配置することがほとんど。トイレはどうしても日当たりがよくない北側に置かれ、冬場は寒い場所になりがちです。
部屋によって寒暖差が激しいと、脳卒中など病気の引き金になることがあります。
断熱のよくない古い家なら、なおさらです。
床から感じる冷えを少しでも軽減するため、マットの利用が推奨されたのでは…。
また、マットなどインテリアアイテムを使うと、色による心理的な効果も期待できます。
たとえばピンクやオレンジなど暖色系のアイテムを使うと、寒々しい印象をやわらげるといわれています。
北海道の場合は冬の寒さが厳しいので、多くの家庭でトイレにもパネルヒーターがあります。(水タンクの凍結防止のためでもあります)
暖房便座もついていますし、冬でもそれほど寒さは感じませんね。
床面の保護
トイレでは、尿や手洗い器の水がはねたり、床にこぼれたりすることがあります。
そうした水分は、床材を傷める原因になります。合板など水に弱い床材だと、劣化して剥がれや浮きが出てしまうことも。
つまり床材に水が直接しみこまないよう、「水分を吸収させる」というのがトイレマットの役目だったのでは…。
(キッチンマットなども、同様の機能を期待されているのでしょう)
だとすれば、水がしみこみにくいクッションフロア床材を用いたり、尿がはねにくい形状の便器を選択したりすれば、マットなしでも大丈夫ではないでしょうか。
むしろ、すぐに水気をふきとることができるほうが、衛生面でもプラスになることでしょう。
清潔にしておかないと、マット自体に湿気や汚れがたまって、カビやニオイの元になりかねませんから…。
トイレにはマットなしでもOK、使うなら清潔に保つ
まとめると、
・冷えを感じさせない環境(しっかりした断熱・暖房、インテリア)を工夫する
・水がしみこまないような床材、水がこぼれにくい設備を選ぶ
・水や汚れはすぐにふきとる
こうした対策をとれば、トイレや洗面所にマットなしでもOK!と我が家は考えています。
どうしてもマットを使いたい場合は、替えを準備し、こまめにお洗濯をして清潔に保つのがよいでしょう。
スリッパはどうする?
トイレマットだけでなく、トイレ用スリッパも使わない!という方もいるかもしれません。
ただ我が家では、気づかぬうちに汚れを踏んでしまうことも心配なので、念のためスリッパは使っています。
スリッパを使うご家庭なら、スリッパも洗えるものが安心。
昔と違って洗えるタイプが増えたので、デザインもいろいろ選べますね。
マットを使わないぶん、スリッパで楽しんでみるのもいいかも。
トイレは水の気が強い場所。汚れやカビに気をつけて、快適な空間にしたいですね。