北海道で家庭菜園を楽しむなら
我が家は裏庭に畑を作り、ナス・ピーマン・トマト・枝豆など、様々な野菜を育てています。
北海道の場合、春先はまだ気温が低いので、暖かくなってからでないと苗の植え付けができません。5月の連休が終わってから、植え付け作業をします。
以前、連休中に早めに苗を植えたら、そのあと気温の低い日が続いて、みんな枯らしてしまったことがありました…。焦りは禁物ですね。
北海道では、「カッコウが鳴いたら何を植えてもよい」と言われています。5月の中旬から下旬といったところでしょうか。寒さに弱いキュウリなどはとくに、あわてずに待ったほうがよいです。
夏には収穫がたっぷり
植え付けた野菜たちは、順調に気温が上がってくれれば、夏には一斉に実りの季節を迎えます。だから夏場はとても忙しい…。我が家では毎日、ボウルいっぱいの新鮮な無農薬野菜が収穫できます。枝豆も、夏は毎晩のようにおつまみとして食卓にのぼります。
ときには食べるのが追いつかずに、ご近所さんにもおすそ分け。それでも食べきれないときは、下処理をして冷凍したり、保存食にしたりします。定番は漬物ですが、佃煮やトマトソースもつくります。ホームメイドはやはりおいしいです。
家庭菜園で出たゴミはエコな方法で処理
こうしてたくさん野菜を食べられるのはいいんですが、家庭菜園ではゴミも出ます。枝豆のさやとか、とうもろこしの皮、そして作物が枯れた後の葉や茎も、けっこうな量のゴミになります。
燃えるゴミに出すこともできますが、我が家の場合は、こうした葉や茎を畑に埋め、土づくりをしています。
葉や茎、草取りした際の雑草は、いったん庭の隅っこに積んでおいて、しおれさせます。しんなりして枯れ、かさが減ったところで、庭に堀った穴に埋めます。
今はまだ畑の土があまり肥えていないので、分解が少しでも早まるようにと、夫は堆肥や米ぬかなども一緒にまぜこんでいるようです。米ぬかは、近くのホームセンターの精米機で出たものを無料でいただけるので、時々ありがたく利用しています。
翌年、埋めた位置を掘り返してみると、大部分が土になっています。ゴミも減らせて土も肥えて、一石二鳥。園芸用土を毎年買うより、家計にも地球にもやさしいなぁと思います。
家庭菜園のススメ
「家庭菜園はめんどうくさい」「草取りが大変だから」と、家の敷地すべてにアスファルトや砂利を敷くご家庭も多いですが、実際に土いじりをしてみると意外と楽しいものです。
畑がなくても、ミニトマトやハーブ程度なら、プランターで手軽に育てられます。お子さんがいるご家庭なら、一緒に育ててみるのもいいですね。野菜が苦手だったのに、育てることで食べられるようになったお子さんもいます。理科の学習にもなりますよ。