氷点下の朝、外壁に模様が見える
冬の北海道では、一日中気温がマイナスの「真冬日」はよくあることです。
最低気温がマイナス20℃!ということも、珍しくありません。
そんな冷え込んだ朝、窓から見えるご近所のお宅の外壁に、模様のようなものが浮いていることがあります。
内部の柱の形が透けて見えるような感じで、とくに北向きの壁に多いように思います。
骨組みが見えることから、「レントゲン現象」なんて呼ばれることもあるとか。
ハウスメーカーさんなどにたずねてみると、どうやら外壁表面の結露によるもののようです。
原因は熱の伝わり方?
どうしてこのような模様になるのか…いろんな要因が影響しているようですが、主に壁内の構造の違い(断熱材か柱か)で熱の伝わり方が違うため、結露の付き方や、霜になったときの融け方が違うから、らしいです。
そのため、ガルバリウムのように、温度変化を受けやすい外壁だとこのような現象が起こりやすいと言われています。
我が家の外壁はタイル外壁のためか、こんな模様が出たことはないですね。
我が家の断熱構造が付加断熱方式(グラスウール充填だけでなく、さらに断熱ボード張り)なのも、関係しているかもしれません。
黒い家は外壁結露が起きやすい?
また、外壁の色が日光を吸収しやすい色だと温度差が生じやすく、黒に近いほどこうした現象が顕著になるという話も聞きました。
我が家の近所も、黒いガルバリウム外壁の家が多いんですが…たしかに、外壁結露が起きているのをよく見かけます。
柱の形が浮き出ることはよくあることで、外壁に結露したからといって即、問題になるわけではないみたいです。
ただ、模様の出方が均一でない場合は、断熱材の偏りなどが原因の可能性もあるとか…。
気になる方は、写真に撮るなどして記録に残しておくといいかもしれませんね。ハウスメーカーの点検時などに、プロに見てもらうのが安心です。
北側の壁は汚れやすい?
なお、結露しやすい北側の壁は、日当たりが悪く乾燥しにくいです。水分が残ると、水垢汚れやコケの原因になることも考えられます。
我が家の近所でも、北側の壁に緑色のコケや藻?のような汚れがついているお宅をいくつか見かけます。
築10年~くらいの家が多いかな。白っぽい塗り壁の家だととくに目立つ…。
塗り壁は表面がざらざらしているので、コケや藻がつきやすいと言われます。
こうした汚れは、外壁の素材や塗装を劣化させる元になるので、メンテナンスに気をつけたほうがよさそうです。