北海道の味覚といえばカニ!
北海道の味覚で有名なものといえば、カニを思い浮かべる方もいるのでは?
北海道民はいつもカニが食べられていいなぁ、なんて言われたことがありますが、それは思い込み…北海道でもカニは高級品。そうめったに食べませんよ!
我が家では、お正月にちょっと奮発して「カニ食べよう!」というのが楽しみ。
年末年始、スーパーの鮮魚コーナーにも冷凍のゆでガニがたくさん並びます。カニにも種類がありますが、我が家のおすすめは毛ガニ。好みもあるでしょうが、味が濃い気がするんですよね。
夫はカニ味噌も好物で、甲羅酒も楽しめるので、我が家がカニを買うときはいつも毛ガニです。
我が家の近くのスーパーでは、大きな毛ガニだと一パイ5000円~という感じ。小さいものだと一パイ2000円弱くらいから買えます。
多人数が集まるときには、オホーツク海沿岸(枝幸・雄武)や道東(釧路・根室)など、産地から直接取り寄せることもあります。まとめ買いだと送料無料のお店も多いですしね。
カニの解凍の仕方
冷凍のカニはガチガチに凍っていますが、ゆっくり解凍したほうがおいしいです。冷蔵庫で丸一日くらい、あるいは少し低めの室温で半日ほどかけて、解凍します。溶けると水が出るので、キッチンペーパーや新聞紙でくるんで、調理用バットやボウルに入れて解凍します。
うまみ成分が流れ出ないよう、甲羅を下(お腹を上に向ける)にしておくといいですよ。
8割ほど解凍くらいが一番おいしいです。
足をはずして、食べやすいように小さい包丁で切り目を入れるのは、我が家では夫の仕事。毛ガニのトゲが手にささるので、軍手やゴム手袋などを使ったほうが安心です。
食べた後の殻の再利用
食べたあと、カニ殻がたくさん出ます。でもそのまま捨てるのはもったいない!
我が家では甲羅酒と出汁をつくります。カニのうまみたっぷり!
甲羅酒のつくり方
カニ味噌をきれいにいただいたら、甲羅に日本酒を入れます(先に甲羅を軽く炙ってからお酒を入れると、臭みがなくなるそうですが…夫はいつも炙らずにお酒を入れていますので、そのままでも大丈夫かと)。
網をのせたガスコンロや、オーブントースターで、お好みの温度まで甲羅ごと熱します。沸騰させすぎないほうがいいでしょう。
殻のまわりをアルミホイルでくるんでおくと、万一殻が割れても安心。ただし、もし電子レンジを使うなら、アルミホイルは使わないようにしてください。
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カニの出汁の作り方
我が家ではカニ殻(2ハイ分)に水1.8リットル、昆布(10cm角)、酒100~200cc(適当…)くらいで作ります。
まず身を食べたあとの殻や甲羅を、オーブン(オーブントースターでも可)で焼きます。焼かなくてもできますが、臭みがとれておいしさが増すので、余裕があったら焼いたほうがおすすめ。
オーブン皿にオーブンシートを敷いて殻を並べ、余熱したオーブン250度で、10分ほど焼きます。
その後、大きめの鍋に殻を入れ、ひたひた~かぶるくらいの水と昆布、酒を入れて強火にかけます。沸騰したら弱火にして、30分ほど煮ます。
いい出汁が出たら、ザルやストレーナーで殻を取り除いてできあがり。細かい殻が気になるようなら、キッチンペーパーでこします。
出汁をとったあとの殻は、水分をよく切って、においが出ないよう、ゴミ袋に密封します。
カニ出汁は、お味噌汁や雑炊などにするとおいしいですよ。使い切れなければ、冷凍しても可。
せっかく奮発して買ったカニですから、無駄なくおいしくいただくようにしています。