基礎パッキン使用の住宅、床下の温度は?
我が家は床下断熱工法ですが、基礎部分には通気口がありません。基礎パッキンという部材を使って、床下に通気できるようにしてあります。
冬の間も通気しているので、床下の気温が氷点下にならないかと心配していたのですが、外の気温がマイナスになっても、床下はだいたい10℃前後に保たれていました。
前回の測定結果はこちら
基礎パッキン使用の住宅、床下の温度は?水道管は凍結しない?
基礎パッキンで基礎内部に通気できるということは、床下の温度はどうなるの?寒冷地で水道管は大丈夫?気になったので計ってみました。
基礎パッキン位置まで積雪
その後、積雪があり、基礎パッキンの位置まで雪が積もったため、通気量に影響が出るのでは?と思っていた私。再び温度計測をしてみました。
基礎部分の外周のうち、1/2~2/3くらいが雪に覆われた状態です。室温は各日20~21℃です。
日付 | 外気温 | 床下温度 |
1月中旬某日 | -1℃ | +12℃ |
1月中旬某日 | -3℃ | +12℃ |
2月上旬某日 | -3℃ | +11℃ |
2月上旬某日 | -6℃ | +11℃ |
2月上旬某日 | -9℃ | +12℃ |
床下の環境は一定に保たれている
雪がないときに比べ、床下温度は1~2℃程度高めという結果でした。
大きな差ではないですが、やっぱり雪があると若干影響があるということでしょうか。いずれにしても、基礎パッキンを使っていても、床下の温度は真冬でも一定に保たれているということですね。
雪が基礎まわりにあることで、断熱材的な働きもしてくれているのかもしれません。
床下の通気状態も良好
測定時は、床下収納庫を外して床下に温度計を入れます。その際、床下から風が室内へ、すーっと流入してくるのがわかります。
24時間換気システムが稼働中のためだろうと思いますが…基礎まわりに雪があっても、通気がきっちり遮断されるわけではないようです。床下の湿気もあまり感じません。
…今までは温度だけ測っていましたが、これからは床下の湿度も測ってみようかな?
また、季節の変化に応じて床下の状況を観察してみようと思います。