引っ越し後の挨拶は大切
春は異動の季節。お引っ越しをされたご家族も多いことでしょう。
引っ越し挨拶は、どのようにされましたか?コロナ禍では「引っ越し挨拶も迷惑になるのでは…」と悩まれたのではないでしょうか。
若い女性の一人暮らしなどなら、防犯上、あえて引っ越し挨拶をしないという人もいるでしょう。
でも、家族で長く住む場所であれば、引っ越し挨拶はしておくべきではないかな…と私は思います。
とくに新築戸建ての場合は、着工以来、近隣の人は「どんな人が引っ越してくるのだろう」という気持ちでいるはず。長いおつきあいになるわけですから、気になるのも当然です。
戸建てなら、少なくとも向こう三軒両隣くらいは挨拶しておきましょう。
我が家は庭仕事が趣味なので、顔を合わせることも多かろうと、庭側に面する家はすべて挨拶に行きました。
コロナだから挨拶は迷惑?
もちろん、コロナが心配なこの時期、「チャイムを鳴らされても出たくない…」「挨拶されても迷惑」と思っている人もいるかもしれません。
でも、まずは「転居のご挨拶に伺ったのですが…」と訪問してみるのがおすすめです。
断られたら、「失礼しました。では今後ともよろしくお願いいたします」と引き上げればいいのですから。
カメラ付きインターホンなら、こちらの姿も見えるでしょうし…。
何より、一度挨拶に伺っておけば、その後に顔を合わせても気まずくないでしょう。「先日はインターホン越しで失礼しました」とお辞儀すればOKですね。
会えない場合は手紙を準備
直接会えない場合や不在時に備えて、簡単な手紙を用意しておくのもいいと思います。
文面は、たとえばこんな感じはいかがでしょう。
「○日にお隣に引っ越してきました○○です。
小学生の子どもがいる○人家族です。
どうぞよろしくお願いいたします。」
あるいは、引っ越しの前日までに、こんな手紙を入れておくのもおすすめです。
「○日に、お隣に転居予定の○○と申します。
当日は車の出入りなど、引っ越し作業でご不便をおかけします。
のちほどあらためてご挨拶に伺いますので、よろしくお願いいたします」
こうしておくと、「あ、近々お引っ越しなのね」とご近所さんも心づもりができます。
ご挨拶時に、玄関先に出てきていただける可能性も、増すかもしれません。
挨拶は家族全員で行く?
コロナ禍前は、家族全員揃って挨拶に行くのが望ましいとされてきました。
家族構成を知ってもらうことで、良好な関係づくりにプラスになると言われていたからです。
小さい子どもがいれば、「うるさくするかもしれませんが…」とひとこと添えることもできますし、同じ年頃の子どもがいる家庭なら、親近感を持ってもらえるかもしれません。遊び友達になることもあるでしょう。
我が家の場合は逆に、子どもが大きくてそういう接点がないからこそ、家族全員で挨拶に伺いました。
仕事で帰宅が遅く、ふだん顔を合わせることも少ないので、最初にきちんとご挨拶しておくのがだいじだなと思ったのです。
ただ今は、コロナのせいで、大勢で押しかけるのもはばかられます。全員でなく、ご夫婦だけで挨拶するのもやむを得ないかもしれません。
あるいは、一人が代表してご挨拶して、他の家族は少し下がって立ち、お辞儀だけでもいいでしょう。
手土産をどうするか
引っ越し挨拶の品は、500円から1000円程度の日用品などが無難とされてきました。
我が家ではお菓子にしましたが、我が家よりも後に引っ越してこられた方々からは、タオルや洗剤、ラップ類などをいただきました。
最近は除菌シートやハンドソープなどもよく選ばれていると聞きます。
不在時や直接会えない場合に備えて、郵便受けに入るサイズのものにしておく…というのもいいかもしれませんね。