ガーデニングにはイマイチの庭土
3年前、家を建てるにあたって、夫は「家庭菜園のできる庭を!」と希望しました。
広さは確保できたのですが、我が家の敷地は土壌がイマイチでした。
粘土質の土地に、火山灰の盛り土。そのままでは野菜など育たないだろうな…という土だったんです。
造園屋さんにお願いして黒土を入れてもらえばよいのですが、もちろんお金がかかります。
そこで夫は、自ら土を耕して、土壌改良を始めました。
休日のたびホームセンターに通っては、牛ふん、腐葉土、黒土、石灰、化成肥料などを買い込んで、畑にすき込む作業をしました。
雑草すらあまり生えない、カチカチの土。それを夫は苦労してほぐし、大きくて重い肥料袋を手に、汗を流していました。
ようやくミミズが!
そして、新築して丸3年目の今年。ようやく、我が家の庭にミミズが現れました!
ミミズのいる土は、よい土、肥えた土と言われています。
ミミズは落ち葉など土中の有機物を食べ、フンをします。その結果、土をやわらかくして、植物を育てやすい環境にしてくれるのです。
見た目はともかく、ミミズは、ガーデニングにとってはありがたい存在。
この3年の間、我が家の庭でミミズを見かけることはなかったのに、ようやくお出ましに…!
「おーい、ミミズがいたよ!」と夫がうれしそうに報告してくれました。
「3年間がんばってきた証拠だね~」と、私もうれしくなりました。
我が家にとっては、まさに“ミミズ様”といってもいいような存在です。(変?)
庭づくりには知識が要る
我が家では、芝刈りで出た芝や、落ち葉なども、土壌改良材をふりかけて土に埋めます。
そうしておけば、数ヶ月でやわらかくなり肥料になるので、夫はせっせと穴掘りしてくれます。
おかげで、今年もきゅうり・ナス・トマト・枝豆など、毎日新鮮な野菜が収穫できました。
もうじき、とうもろこしやスイカも収穫できそう。
夫は、実家の両親が家庭菜園経験者で、いろいろ教わっていました。
そのため知識もあり自分で土壌改良していましたが、まったくの初心者だったら、ここまでやるのは大変だったと思います。
ガーデニングをしたいなら、あらかじめプランを
家づくり検討中の皆様、後々庭づくりや家庭菜園を考えているなら、プランの段階で、ハウスメーカーや造園業者さんに伝えておくほうがいいですよ。
というのも、外構に手を入れるなら、家が完成した後より建築中のほうが有利だからです。
掘るには重機が必要ですし、土を入れるにはトラックが入るスペースが要ります。
建築中なら重機やトラックが入るのも問題なし。作業面でもお金の面でも、そのほうが合理的です。
家の完成後だと、重機が入れなければ人力で行うしかありません。費用も割高になりますし、それなら自力で…と思っても、ガチガチの土だと素人には無理です。
ですから、あらかじめプランしておくのが大切なんです。
「雑草取りが面倒だから、家のまわりは全部アスファルト…」というなら別ですが、ガーデニングに興味があるなら、考えておくことをおすすめします。