我が家の玄関脇には、シューズクローゼットがあります。
そしてシューズクローゼットの土間部分には、1畳分ほどの床暖房(温水パイプ方式)が入っています。
土間に床暖房を入れたらどんなメリットがあったか、ご紹介してみます。
雪国暮らしで気になること
雪国暮らしには、長靴やスノトレ(冬用の、滑りにくいスポーツシューズ)が必須。
靴をたくさん収納できるシューズクローゼットは、とても重宝しています。
シューズクローゼットのメリットはこちらの記事で↓
北海道では雪かき作業が頻繁なので、雪まみれになったコートや帽子、靴などの扱いも苦労します。
もちろん、家に入る前にブラシなどで雪を払うのですが、全部きれいに取り切れるわけでもないんですよね。
そのまま家の中に入ってしまうと、床がビチャビチャに…。
でも、玄関土間にコートをかけられれば、室内は濡れません。
シューズクローゼットなら、コートをかけておいても目立たず、玄関をすっきり保つことができます。
以前住んでいた家の玄関には、そうしたスペースがなかったんです。
濡れたままのコートをかけておける場所がなく、タオルなどでよく拭いてから、洗濯物干し場にかけておく…という状態でした。
その手間が省けて、今はラクチン!
日々、シューズクローゼットのありがたみを実感しています。
土間部分に床暖房を入れると
もちろん、靴底についた雪や、コートからしたたり落ちた水滴で、土間はそのままだと水浸しになりがち。
でも床暖房があれば、素早く乾くんです!
おかげで、長靴の底に雪がくっついたまま帰ってきても大丈夫。
シューズクローゼットの土間は、濡れても、いつのまにか乾燥しています。
湿ったコートや靴も、早く乾きます。
出かけるときに、靴がヒヤッとしないのもいいですね。
玄関ごとほんのり暖かい
我が家の土間床暖房は、セントラルヒーティングシステムと一体化しています。
玄関近くに、土間専用の温度調整バルブもありますが、真冬だと、基本的にはバルブを開けっぱなし。
家の暖房を入れているときは、常に土間も暖房している状態です。
玄関全体がほんのりと暖かく、家の中の温度差が少ないので、健康面でもメリットがあると思います。
(我が家は風除室もあるので、それも暖かさに一役買っているかもしれません)
玄関土間のタイルをさわってみると、人肌程度の温かさ。温度計で測ってみたら、表面温度は27~28度くらいでした。
(セントラルヒーティングの設定は、7段階のうちレベル1での温度です。設定温度を上げているときなら、もう少し高くなると思いますが…断熱がいいせいか、我が家はふだんから暖房レベル低めでOKなんですよね…)
居室には「床暖房なし」
我が家では、居室の床暖房は入れていません。居室に関しては、コスト(初期費用、メンテナンス)の問題もあり、我が家では床暖不要!と決めていたので…。
なのに玄関土間だけ床暖房…というと、皆さん「へ?」という顔をされます。
「なんでそこだけ?」って、思いますよね。
たまたま、お願いしたハウスメーカーで、玄関土間の床暖房が標準仕様だったんです。そうでなければ、玄関土間だけ床暖房にしよう…とは思わなかったでしょう。
でも雪国なら、玄関土間に床暖房を入れるメリットは大きいと思います。
雪解け水でビチャビチャ・ジメジメしない、玄関先が底冷えしない…などのメリットは、使ってみて初めてわかりました。
地元密着業者の心配り
我が家がお願いしたハウスメーカーは、北海道での施工実績が多い会社です。
きっと、土間床暖房の便利さがわかっていて、標準仕様にしてくれていたのでしょう。
地元で長く愛されている業者さんを選ぶと、こうしたきめ細かなところでメリットがあるのかもしれませんね。