先日、家族とともに温泉に一泊してきました。大小様々な露天風呂が特徴の、「緑の風リゾートきたゆざわ」です。
観光地として有名な洞爺湖・登別からも近いロケーション。山あいの、緑豊かな温泉リゾートです。
ただ、2月の北海道といえば最高気温ですらマイナス…。
真冬の北海道、露天風呂の様子をお伝えします。
北海道で真冬の露天風呂って、大丈夫?
「緑の風リゾートきたゆざわ」の売りは、なんといってもバラエティに富んだ露天風呂。
岩に囲まれた大露天風呂のほか、木製の回廊でつながる「森の散歩湯」が素敵なんです。
お湯の色や香りが異なる、小さな浴槽がいくつも設置されていて、貸し切り感も味わえます。
源泉は無色透明、無味無臭。そのため、様々な色・香りの入浴剤でバリエーションが楽しめるというわけです。
カラフルな色はちょっと人工的な感じもするけれど、ここは掛け流し温泉なので、お湯の質はとてもいいですよ!
私は以前、新緑の頃にもここに訪れたことがあります。
ですが、真冬に行くのは初めて。回廊式の露天風呂、寒そう…。
しかしせっかくの温泉宿泊、露天に入らずして帰れない!
というわけで、1泊で3度入浴してみましたので、レポートしてみます。
マイナス気温の中、いざ露天へ
1回目は、夕食前にひとっ風呂。
まずは内風呂でしっかり温まってから、いざ露天へ!
可能な限り、体や髪の水気をタオルで拭いてから外へ出ます。
「緑の風」では、露天出入り口にタオルが用意されているので、それを羽織ることもできます。
(ただしそのままお湯には入れません。それに、もしお湯につけてしまうと、後でバリバリに凍りますので注意!)
出入り口の近くに、まず大きな岩風呂があります。当時、外の気温はマイナス2度くらいでした。
露天風呂のまわりには雪・雪・雪!
キレイ~!でも寒い~!
「森の散歩湯」は岩風呂の奥です。寒いのでお湯につかりながら、アヒル歩きで岩風呂を横切りました。
羽織用のタオルをたたんで頭に乗せているので、なんだかちょっと間抜けな感じ…うう。
通路が凍っている…
露天風呂をつなぐ木製の回廊には、温水の出るパイプが設置されています。パイプから常時、スプリンクラーのように細い温水が出て、通路が凍らないよう配慮されているのです。
おお、これなら通路が凍らないわぁ…と安心したのですが、甘かった…。
就寝前に2度目の入浴をしましたが、その時、屋外の気温はマイナス9度。
パイプからの温水があっても、通路が凍っている!何度も転びそうになりました。
ハダカで転んだらメッチャ恥ずかしいし、何より危ない!しかも夜は暗いので足もとがよく見えない!
横に木製の手すりがあるので、つかまりながら歩くのですが、手すりも凍っているんです。しっかりつかむと手がくっつきそうなので、ちょっと触れるくらいしかつかめません…。
翌朝(気温は同じくマイナス9度)にもまた入りましたが、やっぱり床も手すりも凍っていましたね。明るいので夜よりはいいんですけど。
高齢者など足腰の不安な方は、寒い夜の露天風呂は避けたほうが安心でしょう。
お湯の温度は…
真冬の「森の散歩湯」、1~2人用の小さめの浴槽だとやはり少しぬるめでした。
ですので、大きめのお風呂(3~4人用以上)と交互に入りながら…がおすすめです。
「緑の風」は湯量豊富な掛け流し温泉ですから、大きめの湯船なら真冬でも温かいです。
朝に入浴した時は、わずかに雪が降る中、青空も垣間見える、という風情のある天気でした。白樺木立にちらつく雪…美しい景色の中、お湯の中でリラックス…。
とても気持ちよかったです!
緑の風リゾート、また利用してみたい
緑の風はお料理もおいしく、スタッフも皆親切です。お部屋も和洋室でゆったりしており、くつろげました。施設そのものは少し古さを感じるところもありますが、お掃除がきちんとされているので、快適でした。
今回の旅は、HOKKIDO LOVE割を利用です。クーポンもゲットできて、リーズナブルに楽しめてよかったです。(我が家は、夕食時のドリンクやお土産購入など、ホテル内でクーポン全額分使ってしまいました)
割引適用には、ワクチン接種証明書やらPCR検査やら条件があったので、旅行前はバタバタしましたが…。
(PCR検査は、検査2日後に結果が出て、その翌日までしか有効期限がないそうで…。旅行の3日前ぴったりにPCR検査を受けるのがまず大変でした。なかなか空いている検査機関がなかったんです。見つかってよかった…。)
今回は小さい子供連れファミリーや、外国からのグループも多くて、一部ちょっと騒がしい感じもありましたが…それでも全体としてはよい滞在になりました。
緑の風、また利用してみたいと思います!