土地を買うなら南道路?
土地選びの際、「北道路」と「南道路」の土地、どちらを選びますか?
多くの人が、「南道路」がよいのでは…と考えるのではないでしょうか。
ですが我が家は、最初から「南道路にはこだわりません!」と不動産屋さんにお伝えしていました。その理由をお話しします。
南道路のメリット・デメリット
確かに南道路の土地は、
・日当たりがよく明るく暖かい。庭の植物もよく育つ
・道路がある分、南側に建物が建つ心配がない
・玄関側(南側)に大きな窓が配されることが多く、見栄えのよい外観になる
・人気が高いので資産価値大
というメリットがあります。
ただし、南道路にもデメリットが…。
・北道路より価格が高い
・リビングや庭が道路に面することが多く、道路からの視線・騒音が気になりやすい
(洗濯物も人目につきやすいし、庭が草ボーボーだと目立つ)
・玄関が南側に来るぶん、他の部屋を南に配置しにくい
などなど…意外とデメリット多いんですよね…。
除雪の手間を考慮すべし
さらに、北海道のように雪が降る地域の場合は、南道路は玄関アプローチが長くなりがちで、除雪の手間が増える、というデメリットもあります。
南道路の場合は、日当たりを確保するため、建物を敷地の北側に計画するのがセオリーです。
すると、道路から玄関までの距離が長くなってしまうのです。
これが北道路(もしくは東・西道路)であれば、玄関からすぐに道路、という設計も可能ですから、除雪空間は少なくて済みます。
ちなみに南道路では、駐車スペースも南側になります。
車庫やカーポートを作る場合、日当たりのよい南側に設けるのは、ちょっともったいない気もします。
そう考えると、積雪地では南道路の土地にこだわらないほうがお得かもしれません。
西玄関についてはこちらもどうぞ↓
東玄関についてはこちらもどうぞ↓
方角だけでなく道幅にも注意
北海道の場合は、道路づけの方角だけでなく、道路幅にも気をつけたほうがいいでしょう。
大雪が降ると、除雪はまず幹線道路から入ります。交通量の多い、大きい道から優先されるからです。幅の狭い生活道路はどうしても後回し。
前面道路の幅が狭いと、除雪が入るのが遅くなるばかりでなく、寄せた雪の堆積場所もないので道幅は狭くなる一方。車を出すのも一苦労なんです。
積雪地で土地を探す方は、道路の幅にもご注意ください!