旗竿地は安いけど…北海道では避けておいたほうがいいと思う

注意の旗家づくりの知恵

旗竿地は価格が安いけれど…

「旗竿地(はたざおち)」とは、敷地が奥まった場所にあり、公道に接する間口が狭い土地です。

上から見るとちょうど旗と竿のように見えますね。

こうした土地は、価格が安いことが多いです。

しかしとくに北海道のように雪が降る地方では、やめておいたほうが無難…。そう思う理由をお話しします。

黄色の部分が旗竿地

理由その1 冬が大変

雪国の場合、旗竿地では自分で路地部分の除雪をしないと、公道に出られないという事態が起きます。

北海道では多くの地域で、まとまった量の雪が降ります。太平洋側などで雪の少ない地方もありますが、それでもたまにドーンと降ることも。夜中に雪がたくさん降ると、朝起きてびっくり!ということになります。寝坊して雪かきが間に合わなければ、遅刻確実…。

敷地に高低があって、道路までの長いアプローチが傾斜しているとさらに大変です。ツルツルに凍った場合、家への出入りにすごく苦労します。

理由その2 駐車が不便

北海道は札幌など都市部をのぞき、公共交通機関があまり便利ではないので、自家用車に頼らざるを得ません。一人に一台、という感じの車社会で、地方では複数の車を持つ家庭がほとんど。

旗竿地の場合、細い路地部分に車を停める縦列駐車になりがちです。車の出し入れが不便だと、住み心地に大きく影響します。

玄関へのアクセスも、縦列で停めた車の横を通って…となります。

自転車で通ったり、来客が通ったり、何かの拍子で通りすがりに車にキズをつけてしまうこともあるかもしれません。

しかも雪が積もれば、スペースはさらに狭まります。通り抜けもしにくくなり、除雪用具も扱いにくそう…。雪を運ぶ「ママさんダンプ」などは結構幅がありますからね。

雪かき用品

理由その3 大型車が入りにくい

自家用車だけでなく、大型車が玄関先まで入れるかどうかも問題です。

大型車の出入りは、引っ越しだけでなく、大型家電の搬入や取り付け工事、将来的にはリフォーム工事の車が入れるかにも影響します。車が近くまで入れないと、余計な費用がかかることもあり得ます。

(これは雪国に限ったことではありませんが、土地や道路が広い北海道の場合は、玄関先まで車が近づけるのが当たり前…みたいな感じもあるので、念のため。)

風水でも旗竿地は凶とされる

道路へのアプローチは、安全や暮らしやすさを考えるうえで非常に重要です。

風水でも旗竿地は凶と言われていますが、本来はこうした日常的な不便さを避けるための昔からの知恵だったのではないでしょうか。

注意の旗

路地部分が広めなら不便さは軽減されるかもしれませんが、積雪地域の場合、除雪の大変さはどうしてもついてまわります。雪の少ない本州とは違う状況も、想定しておいたほうがいいですね。