NHK「あさイチ」の「血流アップの驚き技」を見た
1/11放送のNHK「あさイチ」で、「さらば“冬バテ”血流アップ大作戦」という特集を組んでいました。
血流は、健康維持に必要な酸素や栄養分を、体のすみずみに運んでくれるもの。
これが滞ると、体の不調につながってしまいますよね。
なんとなくだるい、という程度から、もっと深刻な病気を引き起こしてしまうことにもなりかねません。
寒い冬場は、ただでさえ血流が悪くなりがち。
血流改善は健康の鍵だ、と常々思っていた私は、画面にロックオン!
番組内で、血流改善のヒントの一つとして紹介されていたのが、「ゆっくり動く」ということでした。
血流改善には「ゆっくり動く」が効果的
なぜ「ゆっくり動く」と、血流改善に良いのでしょうか。
その理由について番組内では、
早く動くと呼吸が浅くなってしまう → ゆっくり動くと呼吸が深くなり、毛細血管の血流がよくなる
と説明していました。
それを聞いて、日頃から太極拳を学んでいる私は、「なるほどな!だから太極拳は健康法として有効と言われているんだな!」と思ったのでした。
太極拳は、均一なスピードでゆっくりと動きます。
初めて太極拳を見たときは、「武術が元になっているというのに、どうしてこんなに動きがゆっくりなんだろう」と不思議でした。
気になって調べてみると、「太極拳はゆっくりだからこそ、すばやい動きをするスポーツとは異なる筋肉を使うことができる」そうなんです。
たとえば体のバランスをとり、姿勢をキープするような筋肉です。インナーマッスルなどもそうですね。
ゆっくりとした動きで得られるもの
ゆっくり動くには、勢いをつけずに、ひとつひとつの動きをていねいに行う必要があります。
常に一定のペースを保ち、姿勢を正しくキープするには、あせってはいけませんし、雑になってもいけません。
よけいな力を抜いて自分の呼吸を感じつつ、体の動きと対話するように動く…という感じです。
自分の腕は今、どんな動きをしているのか。
足はどのくらい上がっているのか…等々。
状態を確認しながら行うには、ゆっくり動くことが大切なのですね。
自分の体と対話しながら動く
私は太極拳の練習をしている時、動きの途中で、
“あれ、今日はなんとなく足の動きがぎこちないな…”とか、
“首筋がつっぱるな…”とか感じることがあります。
逆に、“今日は動きがやわらかくなめらかだ…”と感じることもあります。
太極拳を通じて、スムーズさやしなやかさなどから、調子をチェックすることができるように思います。
気になる箇所があるときは、あとでその場所を温めるとか、ほぐすようなストレッチをすることもあります。
太極拳は、日々の体のメンテナンスにも役立つんですよね。
太極拳のリラックス効果についてはこちらも↓
あさイチの番組内では、太極拳にはとくに触れていませんでしたが…。
「ゆっくり動く」ためには、太極拳は“うってつけ”です。これからも一層、練習をがんばろうと思っています。