段差だけじゃない!シニアの家庭内転倒を防ぐ意外な注意点

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小上がりの段差で転倒

先日、リビング横の小上がりから下りる時に、思いっきり転んでしまいました…(恥)

小上がりと、リビング床の段差は約30cm。上り下りしやすいように踏み台を使っているのですが、足を滑らせてしまったんです。

腰を強打し、しばらく痛さで動けず…。

その時、家に居たのは私ひとり。幸い、打撲だけで済みましたが、もし骨折でもしていたら大変でした。

「やっぱり段差を作るべきではなかったか…」とちょっと後悔しつつも、今回の転倒は他にも理由がありました。

ひとつは、踏み台の位置が少し普段とずれていたこと。

もうひとつは、ちょっと滑りやすい素材の靴下をはいていたことです。

踏み台のずれをよく見ずに下ろした足は、踏み板から半分はみ出した状態。さらに、滑りやすい靴下だったので、そのままズルッといってしまったのですね。

若い人なら、反射的にバランスをとれたのかもしれませんが、そこは中高年の悲しさ…。

中高年の転倒事故につながる要因と対策

転倒対策として真っ先に思い浮かぶのが、段差を極力なくすことでしょう。
でも、段差以外にもポイントがあると思います。

視力の衰え

中高年になると、若い頃より視力に問題が出てきます。老眼で近くが見えなかったり、白内障で視界がぼやけたり…。そのため、私のように踏み台の位置をしっかり把握できないことも起きるのですね。

対策としては、度数の適切な眼鏡をかけることはもちろん、家具等と床材の色のコントラストをつけるのもいいかもしれません。


家具と床とのコントラストについては、こちらもおすすめです

明るさも重要なので、照明計画も大事です。

バランス、反射が鈍くなる

年齢を重ねると、足腰が弱りとっさの受け身がとれず、ふんばりもききません。

床材等をすべりにくい素材にすること。踏み台や家具などは、がたつきのない安定のよいものを。

靴下や靴も素材に注意して、すべりにくいものを選ぶことが大切。

私は先日、靴を購入しました。ですが、その靴で外出すると、何度もつま先がひっかかるような感じでつまずきやすいことに気づきました。他の靴では何でもないのに…。

おそらく、靴底のカーブとか、つま先の高さとか、何かしら原因があるのでしょう。
転んでケガをしては困るので、残念ですが処分せざるを得ませんでした。

皮膚が乾燥し滑りやすくなる

裸足の場合も、中高年は皮膚が乾燥して硬くなり、すべりやすくなります。皮膚に水分・油分を適度に補ってケアをすることで、足裏の弾力や柔らかさが戻り、すべりにくくなります。

ただし、ローションやオイルを塗った直後は、逆に滑りやすくなるのでご注意くださいね。

部屋の床以外にも、バスルームなどはとくにすべりやすい場所です。床の素材や手すりなどで、すべらないように対策することが重要です。

ものがたくさんある

高いところにものを収納すると、どうしても踏み台が必要になってしまいます。

不要なものは処分して、戸棚の高いところには何も置かないのがいいでしょう。

生活家財や雑貨を減らし、足下にモノが散乱しないようにすれば歩くときも安心です。

ポイントをのべる女性

以上、家庭内での転倒事故を防ぐための注意点を書いてみました。

家の中は、何よりもまず安全な場所であるよう、心がけておきたいですね。