不動産情報サイト、利用したことありますか?
マイホームを考え始めた頃、不動産の物件情報サイトを見てみる…という方、多いのではないでしょうか。
我が家も、土地を探そう!と思った頃、地元の不動産売買のウェブサイトをよく見ていました。
いい土地があったら、不動産屋さんに行ってみよう!と思って、けっこう真剣に見ていたものです。
すべての物件が掲載されているわけではない
しかし、後で聞いたところによると…
実際にはこうしたサイトに掲載されている物件がすべてではないんですよね。
本当にいい物件は、サイトに掲載される前に、見込み客に話が行くそうなんですよ。
とくに中古住宅の場合は、売主さんが「ご近所に知られたくない」と広告掲載するのを望まないこともあるとか。
そんな時は、「レインズ」など、不動産業者だけが使える専用データベースにのみ掲載されるということなんです。
実際、我が家が買った土地もそうでした。
直接不動産屋さんから電話連絡をいただき、購入を決断するまでの間、不動産サイトには一度も掲載されませんでした。
もしネットだけ見ていたのでは、その物件には出会えなかったということですね。
(ただし、ネットに出ていないというだけで、他の客に紹介されてしまう可能性はありました。手付け金などの手続きは、何もしていませんでしたから…)
「だったら、不動産サイトを見ても意味ないの?」
「なら、不動産情報サイトを真剣に見てもムダ…?」
いえ、そんなことはないですよ。
まだ「不動産屋さんにお願いするほど具体的ではない…」という時点こそ、こうしたサイトで物件選びのシミュレーションをしておくといいのでは?と私は思うのです。
実際に業者さんに物件を紹介してもらうとなると、しつこく営業されたらどうしようとか、心配になりますよね。
不動産サイトを眺めているだけなら、営業をかけられることはありません。
何より、物件情報を見慣れておくと、物件を判断するコツのようなものがつかめてきます。
価格・面積・立地以外の情報にも注目を
物件でまず見るのは、価格と面積、そして立地だと思います。
でも、その他の情報、とくに小さい字で書かれている部分を読むことが大切です。
物件概要の掲載項目って、たぶん知らない言葉がたくさんあると思うんですよ。
「接道状況」とか「都市計画区域」、「地目・地勢」とか…。
私は最初、何のことやらさっぱりわかりませんでした。
でも、土地を買おうというなら、やっぱりきちんと知識を持っておかないと…ということがたくさんあるんですよね。
私もサイトを見るうちに、そういう言葉も調べるようになり、少しずつ理解できるようになりました。
物件情報に記載の項目というのは、基本的にどれも重要なこと。
サイトを見慣れることで、そうした項目・用語にも抵抗がなくなってきます。
ですから「よし、土地買うぞ!」というタイミングではなく、その少し前から不動産サイトを見始めて、慣れておくのがいいでしょうね。
業者さんとの相談・交渉にのぞむ時にも役立ちますよ。
同じサイトを継続して見るのがおすすめ
勉強のために見るなら、お気に入りのポータルサイトを一つ決めて、継続して見るようにするのがおすすめです。
不動産サイトごとに、情報のレイアウトは異なります。
いろんなサイトをひろい読みするより、同じサイトを継続して見慣れるほうが、比較しやすく使いやすいんです。
また、こういうサイトを見続けていると、周辺の不動産取引の傾向がわかってきます。
価格の相場や、地元で人気の地区・入れ替わりの多い地区などがつかめてくるのです。
中古住宅物件なら、間取り図や写真もたくさん掲載されています。
後々、実際に物件を見るときにも、比較材料として役に立ちます。
私の場合は、土地購入の半年あまり前から、ある地元の不動産サイトを見続けていました。
すると、しばらく売れなかった物件が、ある日急に、数百万円の値引きになっていたり…。
「安くて立地もいいのになぜ売れないんだろう?」と思った物件が、よく見ると「告知事項あり(事故物件の可能性)」だったり…。
見続けていると、なかなか興味深いです…。
理想の物件を手に入れるために大切なこと
購入を真剣に考える場合、物件の情報が重要なのは言うまでもありませんが…実はもっと大切なことは「どんな家を・いくらぐらいの予算で建てるか」の明確化だと思います。
自分はいくらまでなら出せるのか、が決まっていないと、理想的な物件に出会っても買うべきかどうか判断がつきません。
そして、「ちょっと高いけど!理想の土地だから!」と無理をすると、建物の予算が足りなくなる…という可能性も。
土地だけ先に買ってしまった我が家の体験談はコチラ↓
理想の物件に出会うには…
物件の条件や予算を明確にし、信頼できる不動産屋さんに、できるだけ具体的に伝える。
それが、結局は早道ではないでしょうか。