我が家の24時間換気システムは、コスト重視の第3種換気です。
外気を取り入れる給気口のフィルターを、定期的にお掃除する必要があります。
新築からもうすぐ3年。純正のフィルターが少し劣化してきたので、買い換えを検討しましたが、お値段が高いし入手経路が限られる!
そこで、スーパーやホームセンターで入手できるフィルターで、代用を考えてみました!
24時間換気・給気口のメンテナンス
我が家では、春と秋の年2回、給気口を掃除して、フィルターを洗っています。
この給気口、本体カバーを外すと、外気が直接入ってしまうんです。冬は寒気、夏には虫が入る…そのため我が家では、気候のよい5月と10月くらいに行うことが多いです。
給気口カバーが外しにくいときの対処法はこちら↓
純正フィルター(バクマ工業RE-100)はもともと厚みがあってしっかりした商品です。
でも、4~5回洗って干して…を繰り返したせいか、ちょっと“フニャッ”としてきたんですよね…。
純正フィルターは高い…
取説を確認すると、「フィルターは5~6回水洗いしたら新しいものと交換してください」とありました。
やっぱりそろそろ替え時だったのね、新しいものを買おうか…とネットで検索してみたら…お値段が…。
メーカー純正だとAmazonで10枚入り2~3000円から、安い互換フィルターでも1500円くらい。1枚当たり150円以上とは、ちょっとお高い…。
そこで、スーパーの換気扇フィルターのコーナーで、代わりになるものがないか探してみました。
東洋アルミの「ホコリとりフィルター換気扇用」を購入
最寄りのスーパーで見つけたのは、東洋アルミの「ホコリとりフィルター換気扇用」、お値段は300円ちょっとでした。30cm角のシートが3枚入りです。
抗菌・抗カビ加工の不織布で、ハサミで好きなサイズにカットできます。
片面には少し粘着力があるため(ただし全面粘着ではありません)、セロファン状のシートがついており、使う時に剥がします。粘着力は弱め。交換時、これなら糊残りもなさそうで安心です。
30cm角のシートで、フィルター7枚分
我が家のフィルターは直径105mm。コンパスで円を描いて、切り取っていきました。
生地は薄いけれど張りがあるので、ハサミでも切りやすいです。小学生くらいのお子さんがいたら、お手伝いで切ってもらうのもいいかも。
30cm角のシートから7枚とれました。シートが3枚あるので、全部で21枚取れます。1枚あたり15円弱ですね。
給気口カバーにセットしてみると、粘着部分があるおかげでズレもせず、ぴったり。
「ホコリとりフィルター換気扇用」は薄手
ただ、東洋アルミのフィルターは、純正のものに比べるとかなり薄いです。1mmくらい?
パッケージには、使用目的として「トイレや脱衣所、お風呂の換気扇のホコリ汚れ防止」「室内用」と書いてあります。本来は、外気の汚れをブロックするための商品ではないみたい。
公式サイトを確認したところ、花粉や黄砂などをキャッチしたければ、同社の「アレルブロックフィルター」のほうがよさそうです。(「ホコリとりフィルター換気扇用」より、割高にはなりますが)
私がお店で探したときには、「アレルブロック」は見つからなかったなぁ…今度またチェックしてみよう…。
バクマ工業純正フィルターはしっかり厚いが…
いっぽう、バクマ工業のフィルターはしっかり厚みがあります(約8mm)。性能的にだいぶ違うのかなと思い、販売店に問い合わせてみました。
純正(バクマ工業)フィルターも、虫・ちり・ホコリ除去を目的としたもので、花粉や黄砂などを捕集するには別売フィルターが必要とのこと。
pm2.5対応フィルター(0.3μmまで吸着できる)が販売されていますが、通常のフィルターと併用しなければならないそうです。うーん、さらに費用がかかっちゃう…。
有害物質の粒子は思った以上に小さい
ちなみにフィルターで除去したい物質の大きさについて調べてみると…。
※単位はμm(マイクロメーター)です。
スギ花粉 | 20~40μm |
黄砂 | 4~5μm |
pm2.5 | 2.5μm |
インフルエンザウィルス | 0.1μm |
純正のものでも、別売フィルターを併用しないと花粉が防げないというのなら…「ホコリとりフィルター換気扇用」でも同じかな…。
ということで、我が家は当面、東洋アルミの薄いフィルターで様子をみることにしました。使い捨てなら、汚れたフィルターを洗う手間もいらないですし。こまめに取り替えるにも便利そう。
数ヶ月後にフィルターの汚れ具合をみて、またレビューしたいと思います。
※2021年9月追記…3ヶ月半使用後の結果をアップしました。