庭でハスカップを収穫…北海道で育つ“不老長寿の実”

ハスカップ 外まわり

※当ブログのリンクには広告が含まれています。

不老長寿の実「ハスカップ」

皆さん、ハスカップというフルーツをご存じですか?

ハスカップは、主に北海道で育つ落葉低木。

5月頃に薄黄色の可愛い花が咲き、6月の半ば頃から7月にかけて実を収穫することができます。

ハスカップの花

実はブルーベリーのような青紫色で、酸味があります。ラグビーボールのような楕円形で、長さ1.2~1.5cmくらいの大きさです。

新鮮なハスカップは、表面にはブルームという白っぽい粉をまとっています。ブドウの実などもそうですね。

ハスカップの実

酸味が強く栄養豊富

ハスカップは皮が薄く、種もほとんど気にならないので、生でそのまま食べられます。

でも酸味が強いため、我が家ではいつもヨーグルトやシリアルに入れて食べています。

北海道では、露地イチゴも6月頃に旬を迎えます。我が家でもイチゴを育てているので、この時期はイチゴとハスカップをたっぷり入れたヨーグルトを楽しめます。美味しいですよ!

ハスカップは、アントシアニンというポリフェノールが豊富に含まれているほか、カルシウムや鉄分、ビタミンCなど栄養豊富で、「不老長寿の実」とも呼ばれてきたそうです。

甘酸っぱさを生かしたジャムやお菓子も人気で、北海道のお土産として有名です。

しかし、生のハスカップはスーパーなどにあまり出回りません。皮が薄くて柔らかく、不用意につまむとすぐにつぶれてしまうほど繊細なフルーツ。手摘みでないと収穫できないので、手間もかかるからでしょう。

旬の時期には、道の駅などの産直コーナーで売られることもありますが…北海道民でもあまり食べたことがないフルーツだと思います。

庭でハスカップを育てる

ハスカップはシベリア原産で、寒さに強い一方、暑さには弱い植物。

生育可能温度は-20度から+30度と言われているので、北海道の気候が合っているのでしょう。

クラーク像 北海道

我が家では、10年近く前にハスカップの苗木をいただき、庭に植えました。

実がつくまで数年かかるそうで、最初のうちは観葉植物みたいな感じでした。

5年前に家を建てたときに、根っこごと掘り返して新居の庭にお引っ越し。

新たな庭に根付くか心配していたのですが、枯れることなく順調に育ち、たくさん実をつけてくれました。

ハスカップは酸性の土壌を好むそうですが、土の質が合っていたのかな。

家庭菜園をしている夫がハスカップの周りにも肥料をやっていますが、ハスカップ用に何か特別なことをしているわけではないそうです。

鳥よけネットを利用

ハスカップは日当たりが好き。日当たりのいいところに植えていれば、植えっぱなしでほとんど手がかかりませんが、油断していると鳥に花や実を食べられてしまうことがあります。

我が家では、花が咲いた頃からネットをかけています。
(ただし受粉のため虫には出入りしてほしいので、ネットの網目は虫が通れるくらいの大きさです)

ハスカップは自家受粉しないそうなので、できれば違う種類で複数の株を育てるほうがよいみたいですが、我が家では1本の木しかないのに、ちゃんと実がついています。

近所にハスカップの木があるのかな?

挿し木や株分けで増やすこともできるそうなので、挑戦してみようか思案中です!