部屋探しのアドバイスをたのまれた
先日、知り合いが本州から北海道へ転勤になり、賃貸物件さがしのアドバイスを頼まれました。
地元住まいの視点からいくつかポイントを伝えたのですが、北海道で賃貸をお探しの方にも参考になるかな…と思い、記事にすることにしました。
部屋さがしについてはこちらもどうぞ!↓
クルマ関連
北海道はクルマ社会。札幌など大都市以外は、マイカーがないと不便です。
ただ、冬道運転に不慣れな人は、しばらくは公共交通機関を使うほうが安心かもしれません。北海道の冬道は、文字通り、命にかかわりますので…。
最寄り駅・バス停までのアクセスだけでなく、運行頻度も要チェックです。(地方都市は運行本数が少ないですから)
車使用の場合は、駐車場の有無と費用を確認。
ちなみに、冬の駐車場の除雪は、借主が自分でやることがほとんどです。
大家さんが除雪してくれる物件もあるようですが、その分管理費は高いかも…?除雪の有無は確認しておきましょう。
収納スペースに余裕を
車があると、春・秋にタイヤ交換が必須なので、タイヤの保管場所も考慮しなくてはいけません。(カー用品店など有料で預かってくれるサービスもありますが)
それでなくても、北海道では冬の暮らしの必需品が多め。防寒着や長靴、除雪道具、人によってはスキー・スノボ用品など…できるだけ、収納スペース大きめが便利です。外物置がついている物件もありますよ。
暖房など寒さに関わること
寒さが厳しい北海道では、暖房はもともと設置されている物件が多いですが、しっかり確認しておきましょう。暖かい時期に部屋を探すとうっかりしがちです。
一般的なのは、灯油やガスによるFF式ストーブ。
最近は電気・灯油・ガス、みな高騰しているので、どの方式がいいかは一概に言えませんね…。
※エアコンは、寒冷地仕様のハイパワータイプでないと、北海道の冬には対応できませんので念のため。
1階が車庫スペース、2階から居住スペースというアパートも多いですが、下が車庫だと「寒い!底冷えする!」と聞きます。上下・左右に他の住戸がある部屋のほうが、冷えにくく暖房効率がいいようです。
日当たりと同じくらい、寒さについても意識しておいたほうがいいですよ。
なお冬場は水道凍結のおそれもあるので、「水落とし」「水抜き」という作業が必要です。作業の仕方はマニュアル化されていることが多く、不動産屋さんも教えてくれると思いますが、念のため水抜き栓の場所などを聞いておきましょう。
夏の暑さは?エアコンは?
一方、夏の冷房についてはどうでしょう?
北海道は、昼間暑くても夜は涼しくなる…というのが定番だったのですが、最近は、熱帯夜っぽい日も多くなってきました。
そのため昔よりはエアコンが普及してきたように思います。
「日中は仕事で、夜しかいないから、エアコンなしでもいいかな…?賃料も安いし」と考える人もいるでしょう。でも、逆に夜しかいないなら、エアコンありがいい場合も。
日中、出入りのない部屋は熱がこもります。寝るだけの部屋ならなおさら、暑くて寝られなかったらしんどいじゃないですか。
かと言って、自分でエアコンを購入するのもコスパ的にどうかな…。長く住むとわかっていれば別ですけどね。
窓を開けて寝るのは防犯上心配ですし、エアコン付きのほうが安心だと思います。
玄関・外階段について
築年数が古い物件だと、各戸の玄関や階段が吹きっさらし…が多いですが、北海道ではできれば風除室やエントランスありのタイプが望ましいです。
エントランスといっても、ロビーみたいなものではなく、いわゆる共用廊下&階段が屋内に設置されているタイプです。
各戸玄関からダイレクトに外へ…でなく、ワンクッションある。冬は、これがありがたいんですよね。
階段や通路が吹きっさらしだと、凍結による転倒や、雪が積もってドアが開かないなどの心配も。
郵便受けや宅配ボックスなども、屋内設置だと安心です。
以上、北海道での賃貸物件選びについて、気づいたことをまとめてみました。参考になれば幸いです。