電子ピアノを買って、ピアノライフを再び始めました!
私が選んだPX-S1100の使い心地について、レビューしてみたいと思います。
本体外観について
本体カラーは、白・黒・赤がありますが、私は黒をチョイス。
本物のピアノを思わせるなめらかな表面は、見た目にもシンプルでおしゃれです。電源ボタンと音量つまみ以外のスイッチ類がないので、つるっとしています。
が、黒はやはりホコリや指紋が気になります。カバーは用意したほうがいいと思います。
専用のカバーも販売されていますが、PX-S1100はサイズがコンパクトで形もシンプルなので、手作りしてもいいかもしれませんね。
私は使わなくなったコットンストールをかけてみたら、サイズがちょうどいい感じだったので、それを使っています。
チェア&ペダル
我が家ではリビングにピアノを置いているので、椅子はダイニングチェアを兼用して使っています。座面高さ42cmの一般的なチェアですが、問題なく使えています。
付属のペダルは、ちょっと作りが簡素で、軽いせいか踏んでいるうちに動きやすい…。踏んだ時にカフカフっとする感じも、気になる…。
いずれ、別売りのペダルSP-20を購入するつもりです。
弾き心地
我が家ではCASIO純正の木製スタンドを使っているので、安定感は抜群です。強く弾いても安心感があります。
音色が変えられるのも、曲によって趣を変えられるので、楽しいです。これは電子ピアノならではですね。
鍵盤のタッチも本物のピアノに近く、満足です。
生のピアノと違って、やはり電気信号を用いるわけですから、クラシックピアノとまったく同じではないですが…私のように趣味で弾くのでしたら、十分だと思います。
通常のピアノの音色だけでなく、電子楽器っぽい響きで80年代の洋楽なんか弾くと、それらしい雰囲気が出ていいですよ。
ボタンが少なくパネルで操作
PX-S1100は、前述のように操作用ボタン(物理ボタン)は最小限しかありません。
電源を入れると、本体パネルに文字が浮き上がるように表示されるので、その表示部分をタッチして操作します。
音色選択も、プリセットボタンがないので、最初はとまどいました。
表示パネルの「GRAND PIANO」という部分を押しながら、あらかじめ決められた鍵盤を押すことで、音色を変えます。
たとえば、「GRAND PIANO」を押しながら、左端の「ラ」鍵盤を押すと、「グランドピアノ(コンサート)」の音色。1オクターブ上の「ラ」を押すと、「ストリングス」の音色…という具合です。
私自身は、やっぱりポチッと押すプリセットボタンのほうが、わかりやすくて好きです。
以前、プリセットボタン型のキーボードを使っていた時は、演奏しながら音色を変えたりも可能だったんですが。
まあ、ひとつの曲を同じ音色でずっと弾くなら、さほど問題はないでしょう。
音量
スピーカーの音量は、音量つまみで調節します。MAXの音量を10としたら、私はふだん3~4程度の大きさで弾いています。ポップスなどを静かにさらっと弾くならこれで十分。
気合いを入れてクラシック系を弾くなら、もう少し音量UPすることもありますが。
音を出したくないときはヘッドホンを使いますが、カチカチという打鍵音は出てしまいます。
我が家ではリビングにピアノがあるので、練習中はうるさいだろうとヘッドホンをして弾いていたら、家族から、
「カチカチ音だけだとかえって気になる」
「むしろヘッドホンなしで、音量小さめで弾いてもらったほうがいい」
と言われてしまいました。
うーん。ちゃんと弾ける曲はいいけど、練習中の下手くそな演奏は聞かれたくない…。
というわけで、私は家族がいない時間を狙って練習しています…。
その他
PX-S1100にはBluetoothでスマホ連携や、内蔵曲60曲を自動演奏できるとか、電池駆動OKなど様々な機能がついています。
でも私の場合、ほぼそうした機能は使っていません。スマホに入れる、各種設定用アプリもほぼ使ってないですね…。
純粋に、自分で好きな曲を弾いて楽しむ、という使い方なので、あまりそうした機能は重視しなかったんです。
「何より、いつでも弾きたいときに弾けるコンパクトな電子ピアノを!」というのが希望でしたので、省スペースのPX-S1100で大満足です。リビングの一角に置いてもあまりごつさがなくて、スマートです。
若い頃弾いていた人がもう一度弾いてみようかなとか、シニア世代の新しい趣味に…というなら、十分期待にこたえるピアノだと思いますよ!