家庭菜園はおすすめの趣味
我が家には、夫が丹精込めて育てている家庭菜園があります。
まったくの更地から畑づくりを始めて、4年が過ぎました。
マイホームを持ったら、庭で野菜も育ててみたいなぁ…なんて考えている方もいらっしゃることでしょう。
実際、家庭菜園って、暮らしにたくさんメリットがあるな…と感じます。
家庭菜園で得られるメリットと、始めるにあたってのちょっとしたポイントをお伝えします。
家庭菜園のメリット…5つのプラス
家計にプラス
最近は野菜が高騰することも増えていますよね。自分で育てれば、安くたくさん野菜を手に入れることができます。
もちろん苗代、肥料代、農薬代などはかかりますが、それでもスーパーで買うより安くなり、元はとれていると思います。
健康にプラス
新鮮で安全・安心な野菜をたくさん食べられるので、栄養面もバッチリ。
庭仕事をすることで、運動不足解消にもなります。
日差しを浴び、風を感じて体を動かすのは、気持ちがいいものです。
また身体的な面だけでなく、精神面にもメリットがあります。
「何かを育てる」というのは楽しいもの。苗の成長を楽しむことでストレス解消になりますし、緑に触れることでリラックス効果もあります。
メンタルクリニックなどでも、「園芸療法」などとしてガーデニングが取り入れられているようです。
家族のコミュニケーションにプラス
よく、ペットを飼うと家族での会話が増えるといいますが…家庭菜園にも同じような効果があると私は思います。
「今年は何を植えようか」「ナスの花が咲いたね」「トマトが大きくなったよ」
など、会話の種が生まれるんですよね。
もちろん、収穫した野菜を一緒に料理したり味わったりするのは格別!
また、草取りや収穫など作業の際に、家族にお手伝いをお願いするのもGOOD。
とくに、ふだんあまり話してくれない、思春期の子供と一緒に作業するのがおすすめです。自然と、何気ない会話ができるものです。
教育にプラス
これは、お子さんと一緒に家庭菜園をする大きなメリットでしょう。
野菜を育てることで、植物や生き物に直接触れる機会が多くなります。
植物が、どう育つのか。
どんな虫がいて、どんな暮らしをしているのか。
子供たちは、畑仕事を通じていつのまにか多くのことを学んでいきます。
学校で学ぶ理科の知識と実際の経験とが結びついて、確かなものになっていくのです。
教育のトレンドは、単なる知識の詰め込みから、総合的・実践的な学力へとシフトしています。実際の経験は、必ずお子さんの強みとなるはずです。
理科だけでなく、野菜の種類を通して社会の勉強になったり、植え付け作業で計算が必要になったりするかもしれません。
あるいは作文で、畑仕事の感想をいきいきと書けるかもしれません。
多様な経験が、総合的に子供たちの可能性を広げてくれるはずです。
環境にプラス
自分で野菜を作れば、環境面でもプラスの効果があります。
我が家でも収穫後に、食べた後の皮や、枯れた茎などを細かく切って発酵させ、肥料として土にしています。生ゴミも減らせて一石二鳥。
家のまわりに緑があると、鳥や虫もやってきます。虫嫌いの人にとっては迷惑?
でも虫たちのおかげで、花が受粉できて、おいしい実がなるんですよね。
家庭菜園を通じて、虫嫌いを克服できることもあります。
私は昔ミミズが苦手でしたが、今はまったく平気。
むしろいい土になった証拠、とうれしく思います。
知識を学んで収穫を豊かに
野菜づくりは、最初はうまくいかないことも多いです。
植えた苗を枯らしたり、虫がたくさんついて食べられてしまったり…。
どうしたらいいの?と困ってしまうこともあるはず。
苗を買ってきて、そこらへんの土に植えときゃOK!というわけではないんです。
プランターをいくつか…という程度なら、ホームセンターで袋入りの土を購入すれば何とかなるでしょう。でも、庭の一部を畑にして…というなら、ある程度土づくりなど知識が必要です。
教えてくれる人はいますか?
近くに家庭菜園の先輩がいれば、教えを請うのもいいでしょう。ちょっとアドバイスを求めれば、喜んで教えてくれる人が多いです。
ただ、なかにはご近所さんなどに聞くのはためらわれる…という人もいるようですね。
あまり親しくなると、ズカズカ踏み込んでこられそう…とか、
お節介を焼かれそうでイヤ…とか。
そんな方には、Eテレの園芸番組や、YouTubeなどネットの情報も役に立ちます。我が家でもよく参考にしています。
メリットがたくさんある家庭菜園、始めてみてはいかがでしょうか?