家相・風水で凶と言われた!
夢のマイホームを手に入れたのに、後日、誰かに「家相・風水的に最悪の間取り」と言われてショック!
あるいは、ネットや本から、そんな情報を知ることもあるかもしれません。
もう気になってしまって眠れない…!
家族に相談しても「そんな迷信みたいなこと、気にするな」と言われて、とりあってもらえない…。
そんな話を聞くことがあります。
私も風水に興味があるので、家づくりの時はとても気にしました。
ですが、実際に家づくりを経験してみて、「家相も風水も、こだわり過ぎてはいけない」と強く思うようになったんです。
家相・風水はあくまでアドバイス
家相・風水は、昔の人々にとって、住環境や防災に関する経験的な知恵だったのではないか、と私は考えています。
風水害や地震の被害にあわないよう、立地条件を吟味したり、日当たりや湿気を考えた良い間取りを考慮したり…本来はそういう位置づけのものであったのでしょう。
たとえば「鬼門玄関には、デメリットがあるよ」「日当たりの悪い土地に住むと、病気がちになるよ」などというアドバイスだったはず。
それが、民間に広まる過程で、吉・凶という占いのような示し方が定着したのではないでしょうか。難しい話がわからない人にも、「吉凶」というアプローチならわかりやすいですもんね。
そんな広まり方のせいで、家相も風水も、なんとなく「非科学的」「怪しい…」というイメージになってしまったのかもしれません。
凶と思いこむことで、本当によくないことを呼び込んでしまう
家相や風水の教えは、たとえば医師に「健康のためにお酒を控えましょう」と言われるようなものです。
でも占いなどで、「あなたはお酒を飲むと不幸になります」と聞くと、ちょっとギョッとしませんか?
言っている中身は同じようなことですよね。
人はマイナスイメージを与えられると、不安になるものです。それも、根拠なく言われたことほど、気になってしまいます。
「よくないことを言われた…」というただそれだけの事実によって、人はネガティブな思いを心に抱き、ダメージを受けてしまうのです。
医師からデータに基づいて「あなたの場合、お酒は1日に○○ccまでにしてくださいね」と言われるのなら、たぶん安心して少量のお酒をたしなむことができるでしょう。
でも、ただ「お酒を飲んだら不幸になる」と言われると、おちょこ一杯のお酒ですら、心配したり具合が悪くなったりする人もいるかもしれません。
ストレスは行動や体調に影響を与え、健康を害するもとになってしまうのです。
不安を抱える人は他者からコントロールされやすい
不安になっている人は、何かにすがりたくなるもの。その結果、他者からコントロールされやすくなってしまいます。
不安を与えることで、壺を買わせようとか、印鑑を買わせようとした事件…かつて、そんなこともありましたよね。
だからこそ、家相や風水も、盲目的に「信じる」ことは危険です。
「この家は風水的に最悪。不幸になる」などと不安をあおったのは、お金儲けをたくらんだ悪い人だったのかもしれません。
ですから、もし「家相や風水的に悪い」と言われても、それを「予言」や「呪い」のように思いこまないでください。
リスクやデメリットがあると知ったうえで、自分にできる対策を考えるほうがずっと賢く、安心なはずです。
変えられないことと、変えられるものを見極める
土地には、ひとつとして同じ条件のものはないと言われます。
日当たりも道路付けも、お隣さんの家の形も様々。その土地ごとに、状況は違うはずです。
風水的によいと言えない間取りの家だったとしても、その土地の様子から考えれば、最善のプランになっているのかもしれません。
家相や風水にこだわりすぎると、そうしたポイントを見失う可能性もあります。
もし、合理的・科学的にみても家のつくりが適切でないならば、いずれリフォームの機会をみて、プランを検討してみてもいいでしょう。
「○年後にはリフォームしよう、そのために今から情報を集めよう」と思うだけでも前向きになれるのではないでしょうか。
ネガティブなことを言われた時に、「自分にはなすすべがない…」と思いこむことが一番よくないことですから。
自分にできることを、できる範囲で
「いやいや、すぐにリフォームなど無理…」という場合でも、家具の配置や整理整頓でカバーする方法がきっとあります。
鬼門玄関だろうが、西の水回りだろうが、それだけで不幸に見舞われることなんてない!と気持ちを切り替えてください。そして、できるだけ掃除や整理整頓を心がけ、笑顔で日々を過ごすようにするだけで、いわゆる「悪い運気」は減らせます。
幸い最近は、家づくりコンサルタントや、整理収納アドバイザーなど、相談にのってくれるプロも多くなりました。得体の知れない不安にクヨクヨ悩むより、頼りになる専門家を見つけ、力を借りてみることをおすすめします。
あなたと家族を守ってくれる家を、大切だな、好きだなと思って暮らせるように…。