土地の傾斜に気をつけて!平らな宅地はそれだけで価値が大

売り土地 家づくりの知恵

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土地の傾斜に注意

マイホームの土地を探すとき、立地や環境にまず注目しますよね。でも、家を建てるにあたって、意外と費用に大きく関わるポイントが、土地の傾斜なんです。

そしてもちろん、完成したマイホームの住み心地にも影響します。

我が家のケースをお話しします。

平坦地と思って購入したが

我が家が現在の住まいの土地を見つけたとき、不動産屋さんから紹介された土地のあらましは「100坪、変形地、平坦地」でした。

売り土地

実際に現地に下見に行ったとき、道路からは20~30センチの高さで盛り土状になっていて、奥に向かっては平坦、という見た目でした。私たち夫婦のイメージとしては、ほぼ真っ平らな土地、という印象を受けたのです。

しかし…その認識は少々誤っていました…。

実はその敷地、平らに見えて、奥に向かってじわりと高くなっていたのです。でも土地購入に際して、ハウスメーカーや建築士などのアドバイザーがいなかった我が家は、そこに気づきませんでした。

家づくり、土地を先に買うのはNG?
家づくりの際、まず土地を決めよう、と思う人も多いのではないでしょうか。私たち夫婦もそうでした。でも、ちょっと待ってください。土地を買う前にすべきことを考えてみます。

購入後、実際に設計をお願いする段階になって、「土地の手前と奥とで、60cmほどの差があります」といわれてびっくり。

その60㎝の段差のため、基礎部分を少し深くしなければいけない、ということがわかりました。

玄関前のアプローチと駐車スペースも、平らではなく傾斜ぎみになるということでした。

高低差のある土地にはお金がかかる

基礎を深くするということは、お金が余分にかかるということを意味します。

(おまけに、玄関土間からの上がり框の段差も大きくなりました。詳細は別記事に)

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玄関の上がり框、段差はどのくらい?ハウスメーカーによって意外に違います。注文住宅ならチェックしておきたいポイントです。

さらに道路側には、何らかの土留めも必要になると言われました。こうした処理のすべてが、コストとしてかかってくるわけです。予想外でした…。

計算機と通帳

そして完成後…。

土地の勾配の影響で、玄関→道路へのアプローチの傾斜が、やや強くなりました。

夏は問題にならないのですが、冬、うっすらと氷が張った日には、その傾斜のせいで転倒の危険が…。(すでに何度か転びました…)

雪の上の足跡

今はしりもち程度で済んでいますが、これ、年をとったら骨折→寝たきりになりかねないパターンです。

滑り止めマットなどで対策はするつもりですが、そもそも土地が平らだったらなぁ…と後悔。

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家相や風水の教えでは

家相や風水の教えでは、宅地が道路や周囲の土地よりも低い位置にあるのは凶、とされています。低い土地は湿気がたまりやすく、水害の危険も増すからでしょう。

逆に、道路から奥に向かって少し高くなっているのは吉とも言われます。我が家の場合もこのパターンのはずでした。

しかし実際のところ、宅地は平らであるのが一番安心で、お金もかかりません。同じ立地なら、少しでも平らなほうがお得です。

道路との高低差がある場合、メリットとしては道路からの目線を避けやすいとか、凝った外構デザインにできるという部分もあるでしょう。

でもやっぱり、費用面や安全面からは、平らな土地がいい…。

我が家のように後でびっくり!とならないよう、土地選びも家づくりのプロと一緒がいいですよ!